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第3章 忘れられない



「ここだよー!ハンバーグとグラタンが美味しいんだって。」


店の前にはランチを待つ女性客が数人立っている。
これを見ると人気なお店なのかも。


私たちは最後尾に並んでいると同い年くらいの女性店員さんが人数確認とメニューを私にやって来た。


「いらっしゃいませ。お待たせして申し訳ありません。順にご案内いたしますので!何名様ですか?メニューを見てお待ちくださいね。」

「2名でーす。ありがとうございまーす。みちるはどれにする?」


受付を済ますとメニューを開く芽衣ちゃんの隣から顔を覗かせた。


「どうしよう…芽衣ちゃんは?」
「私は人気No.1のハンバーグにする!」


「なら…私はエビグラタンにするわ。美味しそうねっ。」



今日のテストの話をしているところでさっきの店員さんが声をかけた。


「お次でお待ちの2名様どうぞ〜!」


店内も外観に負けないくらい上品で可愛い。
席についたところで決めたメニューを注文する。


あまりこういうレストランに入らないから緊張しちゃう。
無意識に回りをみていたみたい。


「ただいま、デリバリーから戻りましたー!」


厨房から聞こえる元気な声は何となく、聞き覚えがあった。


「あの声は…あ!やっぱり!」


さっきの声の主は、やはり烏丸さんだった。
昨日デリバリーを頼んだのってここだったのね。



「烏丸〜、店内混んできたからこれ運んで!七番テーブルね。」

「わかりましたー。

おまたせしました。ハンバーグとエビグラタンでございます。
熱いのでお気をつけー…って、あれ?みちるじゃん。」


私がジッと見ていたことで気付かれたみたい。当然…よね。(笑)


「昨日は、ありがとう///お金、今日返すわ。」



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