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氷の華~恋は駆け落ちから始まって~
第5章 彷徨(さまよ)う二つの心
 まずは春の梅だ。これは丁度、今の季節にふさわしい図柄である。が、実のところ、作業は全くと言って良いほど捗らなかった。というのも、サヨンは針で指を突いてばかりで、大切な巾着に危うく血を付けてしまうところだった。
 サヨンは自分の気持ちを持て余していた。若い両班の男に心ならずも触れられたのは、まだ朝の出来事だ。思い出してしまうのは、そのときのことだった。あの時、見知らぬ男に少し触れられただけでも、嫌で堪らなかった。
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