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氷の華~恋は駆け落ちから始まって~
第5章 彷徨(さまよ)う二つの心
 だが、どうだろう。トンジュに先刻、額を触れられても一欠片(ひとかけら)の嫌悪感も感じなかった。河原で抱きしめられたときも平気だったし、怒り狂ったトンジュを宥めるためとはいえ、自分からトンジュに抱きつきさえしたのだ。
 もしかしたら、自分がトンジュをあれほど拒んだのは〝女になる〟ことへの本能的な恐怖があったから? 母親のいないサヨンは恋には奥手で、男女のことに関する知識は皆無だった。純真無垢といえば聞こえは良いが、要するに無知だったのだ。
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