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~散花~
第40章  みだれ髪

「ちゃんと俺の方を向いて洗えよ」

肩に湯をかけはじめた玉蘭に、秀瑛は意地悪く命じた。

「は…恥ずかしいです!」

玉蘭は背を向けたまま首を横に振った。

「言うことが聞けなければ、お仕置きだからな?」

「――――っ!」

思わずお尻に手をやって、玉蘭はしぶしぶ秀瑛の方に姿勢をずらした。




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