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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第28章 琴子〜密林の奥地で
最果ての地とも形容できそうな大河上流にやってきて2週間余り。

高石惣治のフィールドワークは、当初のスケジュールを順調に消化している。

「あなた、今日はどんな村に行くの?」

その日の朝、ステーションを出発する前、惣治は妻からそう声をかけられた。

「今日の村には少し興味深い儀式があってね」

「へえ、どんなの?」

「琴子が聞いたら驚くような儀式さ。裸の女性が参加するんだ」

ジャングルの動植物をターゲットとする妻、琴子の撮影も順調に進んでいる。

今朝の妻は、その肉体がいつにも増してなまめかしく、色っぽく見える。

この地にやってきて、惣治は妻の体に一切手を触れていない。

コーディネーターのカイ、そして20人弱の若者、ポーターたちとの共同生活。

いわば衆人環視の環境である。

互いにすれ違いの生活が続き、もう何年もの間、妻を抱いたことがない惣治。

今回の研究に妻を同行させ、あわよくばどこかでその体を久しぶりに堪能することを彼は考えていた。

だが、この場所では難しそうだ。

1ヶ月の滞在が終了し、帰国前にこの国の首都にある高級ホテルに宿泊する予定である。

妻と愛し合う機会は最後の夜のお楽しみだ、と惣治は自身に言い聞かせている。

「裸の女性? ますます気になるわね。ねえ、どんな儀式なの?」

撮影に出発する準備を済ませた様子の妻の周囲に、ポーターたちが待機している。

「ははは、今夜、帰ってきたら説明してあげるよ」

従順そうに妻の後方で控える若者たちを確認した後、惣治は妻に視線を投げた。

「やだ、気になっちゃうじゃない、夜まで」

支流に点在する村への日帰り訪問は、今週で終わる予定だ。

滞在後半となる2週間は、現地での宿泊を含む数日単位での訪問となる。

その間も琴子はこのステーションに残り、自身の撮影を続けることになる。

「琴子、じゃあ気をつけて。何かあったらすぐにポーターたちに助けてもらえよ」

「ええ。この人たち、本当に強くて頼もしいんだから」

琴子の日本語を理解するかのように、ポーターたちが笑みを浮かべる。

妻の言葉にかすかな嫉妬を覚えながら、惣治はカイに声をかけた。

「では出発しようか、カイさん」

訪問先の村で行われる儀式、それは少しばかり性的な気配を伴ったものである。

妻にはまだその事実を伏せたまま、惣治はボートに乗った。
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