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父に刻印された身体
第7章 白磁の裸身、疼く熱
背中と両腕を洗い終えた父の気配に対し、私は上気した吐息混じりにそっと声をかけた。

「……お父さん……脚の……うしろ側も、洗って……っ」

「……あぁ……」

返ってきた父の返事は、普段の優しい父親のそれとは到底違い、喉の奥で押し潰されたように湿って重かった。

濃い湯気の向こう、私は白く曇った鏡に虚ろな目を向けたまま、しなやかに立ち上がった。水滴のすき間に映る鏡の中では、私の無防備なお尻のすぐ後ろに、父が息を殺してしゃがみ込む姿が見える。
泡をたっぷりと含んだタオルの端が、無防備な腰の窪みにそっと忍び寄るように触れた。
その瞬間、私はビクッと小さく身じろぎしてしまっていた。冷たさなど微塵もない温かい泡なのに、その奥にある「お父さんの手」の生々しい熱を意識した途端、全身の皮膚が一気に緊張で強張ってしまう。
とろけるような泡の感触が、腰の曲線から左のお尻の膨らみ、太もも、そしてふくらはぎへと、脚の外側のラインを愛撫するように静かに滑り下りていく。
慈しむような優しい手つきがかえって私の皮膚の感触を苛烈に研ぎ澄ませてしまい、下腹部の奥がじちじちと熱く苛立つように疼き出す。
これはただの怪我の介助なのだと頭で言い聞かせようとしても、肌を滑る滑らかな感触と父の荒い息遣いが、私の理性を甘く狂わせていくのを止められなかった。
脚の外側を優しくなぞり足首まで下りていった父の手が、今度はふくらはぎの裏から、皮膚の薄い膝裏の窪みを掠め、腿の付け根——身体の最も過敏で秘められた中心部へと、ゆっくりと登ってきた。

膝裏の柔らかい肌に触れる父の指の温度に、ついに耐え切れず身体が跳ねるようにピクリと反応する。
父は一切の言葉を飲み込んだまま、ただ静かに、けれど逃げ場を与えることなくタオルをすべらせ続け、お尻の豊かなふくらみを持ち上げるようになぞって腰まで戻ってくる。恍惚となるような往復を何度か繰り返し、父の手は反対の右脚も同じように丁寧に濡らしていった。
そして、父の太い手が右脚の足首まで降りていったまさにその瞬間——私は、それまで行儀よく固く閉じていたはずの両脚を、すうっと静かに、横へと開いてみせた。
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