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父に刻印された身体
第7章 白磁の裸身、疼く熱
一言の言葉も発しなかったけれど、私が差し出したその密やかな許しと誘いの意図を、父は言葉以上に鮮明に察してくれていた。
泡をまとったタオルを持つ父の手が、内くるぶしの柔らかい皮膚から足の甲へと滑り落ちていく。
ただそれだけのささやかな刺激に、私の膝からすうっと力が抜け落ち、気がつけば右手がすがるように冷たい壁へと伸ばされていた。指先に伝わるタイルのひんやりとした感触で、かろうじて霧がかった意識を繋ぎ止める。
もし壁に手を突かなければ、その場に力なくへたり込んでいたかもしれない。大地を踏みしめる感覚が消失し、体がフワリと空中に浮いているかのように全身の力が抜けていく。意識を足元に繋ぎ止めるため、そして崩れそうな体を支えるために、私はゆっくりと足を広げた。
その瞬間、自分のいまの無防備な立ち姿を上空から見下ろしているような、奇妙で妖しい臨場感が頭を駆け巡った。壁にすがり、背中を丸めて前かがみのまま立ち尽くす私。そして後ろに跪き、濡れた脚に指を滑らせる父に向かって、無防備でお淫らなお尻を突き出している自分——その生々しい図が脳裏に焦みついた途端、全身の血が狂おしいほどの背徳的快楽へと染まっていく。
父の手が、なめらかに内腿の深い場所を目指して這い上がってくる。不潔で甘い想像に侵された私にとって、それはもはや洗浄などではなく、一筋の熱を帯びた濃厚な愛撫にしか感じられなかった。
私の内腿は、抑えきれない快感の予感に小さく武者震いしていた。その細かな震えを確かめるように、父の温かい手が触れる。私は声を上げて喘いでしまわないよう、唇を噛み締めて必死に耐えていた。けれど限界を超えた興奮に、膝がガクンと折れ曲がる。
倒れまいと壁に身体を擦り付けながら、落ちないように必死の思いで内腿を固くすぼめた。
泡をまとったタオルを持つ父の手が、内くるぶしの柔らかい皮膚から足の甲へと滑り落ちていく。
ただそれだけのささやかな刺激に、私の膝からすうっと力が抜け落ち、気がつけば右手がすがるように冷たい壁へと伸ばされていた。指先に伝わるタイルのひんやりとした感触で、かろうじて霧がかった意識を繋ぎ止める。
もし壁に手を突かなければ、その場に力なくへたり込んでいたかもしれない。大地を踏みしめる感覚が消失し、体がフワリと空中に浮いているかのように全身の力が抜けていく。意識を足元に繋ぎ止めるため、そして崩れそうな体を支えるために、私はゆっくりと足を広げた。
その瞬間、自分のいまの無防備な立ち姿を上空から見下ろしているような、奇妙で妖しい臨場感が頭を駆け巡った。壁にすがり、背中を丸めて前かがみのまま立ち尽くす私。そして後ろに跪き、濡れた脚に指を滑らせる父に向かって、無防備でお淫らなお尻を突き出している自分——その生々しい図が脳裏に焦みついた途端、全身の血が狂おしいほどの背徳的快楽へと染まっていく。
父の手が、なめらかに内腿の深い場所を目指して這い上がってくる。不潔で甘い想像に侵された私にとって、それはもはや洗浄などではなく、一筋の熱を帯びた濃厚な愛撫にしか感じられなかった。
私の内腿は、抑えきれない快感の予感に小さく武者震いしていた。その細かな震えを確かめるように、父の温かい手が触れる。私は声を上げて喘いでしまわないよう、唇を噛み締めて必死に耐えていた。けれど限界を超えた興奮に、膝がガクンと折れ曲がる。
倒れまいと壁に身体を擦り付けながら、落ちないように必死の思いで内腿を固くすぼめた。

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