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父に刻印された身体
第7章 白磁の裸身、疼く熱
濡らしてはならないキャストの重みが肩に重くのしかかり、私の代わりに父へ余計な負荷と気を遣わせているのだと実感するたび、胸の奥がちくりと痛む。けれど同時に、その不自由さこそが二人を繋ぐ免罪符なのだという悦びが胸を掠めていく。
父の手が下から割り込むようにして、私の濡れた左腕を優しく支え上げた。
キャストの境界線を硬く避けるように、泡を含んだ柔らかいタオルが剥き出しの素肌を愛撫するように撫で上げていく。ひやっとしたシャンプーの泡のあとに、父の体温が重なって残る。
右腕を洗われた時と何一つ変わらないはずなのに、なぜこれほどまでに甘美で歪に感じられるのか。それはたぶん、私自身の性意識が父を求めているからだ。
慎重に、けれど一筋の熱を込めて。
父の手つきは慣れない手つき特有の不器用さを孕んでいるけれど、その不器用さがかえって私の胸の奥深くまで痺れるように沁み通っていく。肘の繊細な窪みを洗う際、父の指先がかすかに揺れるように震えているのを、私は逃さず感じ取っていた。
ふと正面の鏡越しに視線が合ってしまいそうになり、私は反射的に急いで顔を背けた。
水滴で真っ白に曇った鏡の中でも、赤く上気した自分の顔がはっきりとわかる気がしてならなかった。
泡が脇の下の深部まで届くころには、私はもう完全に抵抗を捨て、父の腕の中に身を預けきっていた。
豊満な胸の脇をすれすれに通過していく父の手。そこから伝わるくすぐったい刺激と耐えがたい気恥ずかしさに、私は何度も小さく息を呑む。
けれど父は一切の言葉を発することなく、ただ必死に理性を保つように淡々とタオルを滑らせ続けていた。
洗い流されていく爽快感とともに、私の胸の中では、もはや単なる「娘の羞恥」などという境界線を軽々と超えた——お父さんをひとりの男として追い詰めていく甘い歓喜が、はっきりと熱を持って湧き上がってきていた。
父の手が下から割り込むようにして、私の濡れた左腕を優しく支え上げた。
キャストの境界線を硬く避けるように、泡を含んだ柔らかいタオルが剥き出しの素肌を愛撫するように撫で上げていく。ひやっとしたシャンプーの泡のあとに、父の体温が重なって残る。
右腕を洗われた時と何一つ変わらないはずなのに、なぜこれほどまでに甘美で歪に感じられるのか。それはたぶん、私自身の性意識が父を求めているからだ。
慎重に、けれど一筋の熱を込めて。
父の手つきは慣れない手つき特有の不器用さを孕んでいるけれど、その不器用さがかえって私の胸の奥深くまで痺れるように沁み通っていく。肘の繊細な窪みを洗う際、父の指先がかすかに揺れるように震えているのを、私は逃さず感じ取っていた。
ふと正面の鏡越しに視線が合ってしまいそうになり、私は反射的に急いで顔を背けた。
水滴で真っ白に曇った鏡の中でも、赤く上気した自分の顔がはっきりとわかる気がしてならなかった。
泡が脇の下の深部まで届くころには、私はもう完全に抵抗を捨て、父の腕の中に身を預けきっていた。
豊満な胸の脇をすれすれに通過していく父の手。そこから伝わるくすぐったい刺激と耐えがたい気恥ずかしさに、私は何度も小さく息を呑む。
けれど父は一切の言葉を発することなく、ただ必死に理性を保つように淡々とタオルを滑らせ続けていた。
洗い流されていく爽快感とともに、私の胸の中では、もはや単なる「娘の羞恥」などという境界線を軽々と超えた——お父さんをひとりの男として追い詰めていく甘い歓喜が、はっきりと熱を持って湧き上がってきていた。

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