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愛撫の先に…結城啓輔の事情
第1章 プロローグ
スイートタイムに着く、部屋は結城が暮らす2008。

コンビニで買ったおにぎりに味噌汁で昼飯にしジャージを脱ぎシャワーを浴び髪も素早く乾かしていく。
あらたにワイシャツやスーツ、色合いの為にネクタイも変えたりしている。

午後15時前結城は1階にあるフロントに座り何か変わった事がないか隣の同じくフロントの従業員に話しかけていたりする。

『オーナー変更事項は特にありません』

『ん、ありがとう』

お互いパソコンを開き宿泊の名簿等のチェックインの為に色々と確認を怠らない。

『あのフロントの人素敵…』
『あたし絶対リピしちゃう』(もう一度泊まる事)
等々そんな宿泊客の結城の感想がざわめきをより騒がしくしているかのよう。


そして18時ディナーに向かう数人の団体があいかわらずフロントの方をみながら奥のレストランに入ってく。
19時30分チェックインの喧騒も静まり返りつつある。

魚や肉等、野菜を炒めたり煮込んだりのいいにおいがフロントにまで届き空腹感の我慢というところだ。

仕事も終えた21時〜21時30分フロントの2人は次の夜の部の代わりの従業員と交代する。

『お疲れ』

『オーナーお疲れ様でしたっ』

互いに片手をあげ従業員はロッカールームへ結城はそのまま2008に上がっていく。

だいたい俺の1日はこんなところだろうか。
ジム帰りにいつもコンビニに行っているわけでもなく作りおきがない時などしか利用してはいない。

彼は再びシャワーを浴び髪を乾かしトランクスだけをはいた素肌にバスローブをはおりパスタを作り始める。

明日の21時は予言を行う。
相手の希望がなければ隣の部屋になる。
もちろん依頼人が外の何処かを指定すれば時間どうりに出向いていく為に仕事のシフト等を調整しなければならないけど。

予言も凄く久しぶりで時にはシャワー前にストレッチをしたりしている。

昼間手と手が触れただけで俺は相手の女性に喋りかけていた。
らしくないのか、らしいのかよくわかってはいない。

この予言という人に触れただけで未来がわかる体質もあの日から目覚めたような気がしている。
俺はこの体質が母親から似たからなのかわからない。

父親?それは話さないでおこう。
彼は広いベッドでぐっすりと眠った。

✜ ✜ ✜

次の日、久々の予言その夜。
20時55分、2007のドアをノックする音。
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