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愛撫の先に…結城啓輔の事情
第1章 プロローグ
高校からのクラスメートで友達の将也、好きだった娘には想いを告げる事もないまま卒業前には将也の彼女だとわりきって友達のまま接している。

手と手が触れなければこの特異体質に気づく事はなく予言というおかしな事をするはずもなかった。

ただ一流企業に就職して周りの女性達が俺を放っておかずに営業で出向く所、または会社内でつきあってと口説かれる事は日常茶飯事で激しくつきまとうので寝る事にも慣れてしまったのだろうか。

今のように『映画行く?』と言うような感じで予言をしますから寝てみませんか?等と言ってしまっている。

高3の秋、好きな彼女が友達の将也だと特異体質でわかり諦めた女。

それ以来仕事を覚え営業成績をあげる事に頑張っていたので好きだと思える女性はいない。


そんな事を懐かしく思い出していると赤信号で止まる。

時刻は14時20分になるところで後5分でスイートタイムの駐車場に着くのだ。

朝・夜と自炊をしているが昼はジムに通う為に軽くコンビニで軽い物を買って食べシャワーを浴び15時から忙しくなるチェックインにそなえて再びスーツでフロントに座る。

勤務は20〜21時、時と場合により30分過ぎる事があるがそれはシフト次第なのである。

『いらっしゃいませ、ようこそスイートタイムへ』
練習していなくともタイミングと間の取り方で誰が座ろうとも従業員と声がそろう。

『あの人きれい〜』

『見惚れちゃう…』
結城をみての褒め言葉で待つお客様がほとんど女性で時々カップルで来ていると連れの男性が拗ねるという。

このホテルの外観はホテルの前後ろにホテルに沿うように照らすLEDライトが敷地内から一定間隔で下から上に・19階から下に照らす事により浮かびあがるようにみせホテルのロゴも玄関上にゴシック体でお洒落だ。

可愛くてお洒落、それが女性に受けてだんだんと宿泊客が増えていく。
泊まった女性達は結城見たさに2度3度と病みつきになるそうだ。

宿泊プラン内容と住所氏名等確認し注意事項を伝えた上で鍵を渡していく。
喉は渇くが仕事なので笑顔をたやさない。

隣の従業員も同じように教えられているので隙がない。

カップルらはテーブルクロスの上にのせた小さなバラのかごをみて写真を撮っている。
結城はそんな光景をみて嬉しくなり微笑む。

ロビーは泊まり客でごった返し、これが日常茶飯事の光景だ。
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