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愛撫の先に…結城啓輔の事情
第1章 プロローグ
今好きな男性がいますね?そう声をかけられた女は豆腐バーやスマホから結城の顔を不思議そうにみた。
『あなたに何処かで会いましたか?』
『いえ、今はじめてですよ…好きな男性がいて悩んでいますね?』
『どうしてそれを?本当は私の事を知っていたんじゃない?会社の近くのマンションに住んでいるとか…』
ストーカーという事が女の脳内に浮かんだのかキッと睨んだ。
『バカな…俺の住まいは別の所です…手と手が一瞬触れた時そういった事が伝わったのです』
自重気味に笑った。
『?!…ま、まさかそんな作り話…』
女の顔は眉と口角をあげバカにしたよう。
『お客様?』
いつの間にかその女の前の列まで精算が終わっていてしきりに女を呼んでいたようだ。
レジは2人体制ほとんど同時に精算が終わり同じようなタイミングで店内を出た。
その女はまだ信じられないようで結城をみている。
『俺は触れただけで占える特異体質です、信じられないでしょうけど…貴方が恋する男性とつき合える事になるかもしれませんよ』
結城は笑った。
『えぇっ?そんな嘘みたいな事…叶えられるなら彼とつきあいたい』
女は身なりをきちんとしたブラウスに長めのスカートに長い腰までの髪に切れ長の目できつそうなイメージだ。
なるほど…
この人はもっとラフな表情がいい…
『OK、では貴方が嫌じゃないなら俺と寝ましょうか?意中の彼とつきあいたいならこの場所に21時に来てください』
スイートタイムの住所が書いてある印刷された名刺サイズの紙を差し出す。
『…初対面でも構わないというの?』
それは女が寝てもいいという意味にとれる事。
『構わない、では貴方は依頼人という事になります、ではそのように』
手をあげてから車に乗り込もうとする。
『明日…明日で構わないかしら?』
意を決したように口元を舐める。
アクセルを踏み車を出しコンビニがすぐに見えなくなると結城はハンドルを握る手をみつめた。
―――あれは高校3年の秋。
手と手が一瞬触れた時目覚めた感覚、ビビッと視えた。
「将也が好きだったの?」
誰にも言っていない彼女はえらくビックリし俺から遠ざかった。
「うん将也くんが好き…将也くんと啓輔くんといい関係でいたいから黙っててあげる…そのかわり友達の恋がうまくいくように占ってあげて…」
そう俺が思いを寄せた娘から言われた事…―。
『あなたに何処かで会いましたか?』
『いえ、今はじめてですよ…好きな男性がいて悩んでいますね?』
『どうしてそれを?本当は私の事を知っていたんじゃない?会社の近くのマンションに住んでいるとか…』
ストーカーという事が女の脳内に浮かんだのかキッと睨んだ。
『バカな…俺の住まいは別の所です…手と手が一瞬触れた時そういった事が伝わったのです』
自重気味に笑った。
『?!…ま、まさかそんな作り話…』
女の顔は眉と口角をあげバカにしたよう。
『お客様?』
いつの間にかその女の前の列まで精算が終わっていてしきりに女を呼んでいたようだ。
レジは2人体制ほとんど同時に精算が終わり同じようなタイミングで店内を出た。
その女はまだ信じられないようで結城をみている。
『俺は触れただけで占える特異体質です、信じられないでしょうけど…貴方が恋する男性とつき合える事になるかもしれませんよ』
結城は笑った。
『えぇっ?そんな嘘みたいな事…叶えられるなら彼とつきあいたい』
女は身なりをきちんとしたブラウスに長めのスカートに長い腰までの髪に切れ長の目できつそうなイメージだ。
なるほど…
この人はもっとラフな表情がいい…
『OK、では貴方が嫌じゃないなら俺と寝ましょうか?意中の彼とつきあいたいならこの場所に21時に来てください』
スイートタイムの住所が書いてある印刷された名刺サイズの紙を差し出す。
『…初対面でも構わないというの?』
それは女が寝てもいいという意味にとれる事。
『構わない、では貴方は依頼人という事になります、ではそのように』
手をあげてから車に乗り込もうとする。
『明日…明日で構わないかしら?』
意を決したように口元を舐める。
アクセルを踏み車を出しコンビニがすぐに見えなくなると結城はハンドルを握る手をみつめた。
―――あれは高校3年の秋。
手と手が一瞬触れた時目覚めた感覚、ビビッと視えた。
「将也が好きだったの?」
誰にも言っていない彼女はえらくビックリし俺から遠ざかった。
「うん将也くんが好き…将也くんと啓輔くんといい関係でいたいから黙っててあげる…そのかわり友達の恋がうまくいくように占ってあげて…」
そう俺が思いを寄せた娘から言われた事…―。

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