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ラブカルチャースクール 2
第12章 M Lesson 5回目
セイジはタブレットを取るために、抱き締めていた腕を解いた。

うっ…なんか寂しい…。

 「課題もあるけど…基本なんでもいいからどれがいいかな…ん?琴海さん、どうかした?」

「あっ!ううん!どれにしよっか!あははは〜!」

無意識にションボリオーラを発してしまっていたようだ。

いけない!レッスンに集中しなきゃ!

心の中で気合を入れて、差し出してくれたタブレットを覗き込むと、体位画像の一覧が出ていた。

「へぇ…もう実践したのは、画像が薄く表示されてるんだ…」

「そうなんだ…見易い様にされてるんだよ…琴海さん、結構順当に進んでるんだね」

「うん…」

『早く講師になりたくって』
とは、流石にまだ言えない…。

それを言ってしまったら…きっと、凄く心配させてしまうだろう…。

一瞬、口を噤むとセイジは

「琴海さん…なんでマスターを受けようと思ったの?」

ドックン…

一番聞かれたくない人に…聞かれてしまった。


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