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『帰り花の夜に』~義母の静謐なる背徳
第2章 義息~超えてはいけない境界線(1)
午後を迎え、私たちは郊外のイオンモールに行った。途中、行きかう車は多く、至るところで渋滞が発生していた。さすがにモールの中も師走の賑わいで、沢山の人でごった返していた。
「映画でも見ようか?」と葉月は言ったが、パパの顔には特に変化もなく、私も特に見たい映画もなかったので、「映画はいいわ」、と娘のリクエストをやんわりと断った。
昼食はフードコートのマクドナルドで軽く済まし、それぞれが欲しい物を購入し、そして映画のDVDを借りてから家路に着いた。その日もあっという間に時間が過ぎていった。紅白歌合戦、そしてテレビから流れる行く年くる年の除夜の鐘を聞きながら、皆でクラッカー片手に恒例のカウントダウンをする。
「3、2、1、ゼロ。ハッピニューイヤー」
クラッカーの破裂音がリビングに響き渡った。
深夜一時を過ぎると、パパも長男も二階寝室へ入っていった。私は長女たちとリビングでレンタル映画を少しだけ見ることにしたが、さすがに眠くなってきたので、映画の序盤で早々と切り上げることにした。
「じゃあ、私たち、二階に上がるね」
「お風呂入ってないでしょ。さっき、追い焚きしておいたから、お風呂入って寝たら」
「わかった。後で入るわ。じゃあ、ママ、おやすみ」
葉月の納得した顔を見てから、(このまま寝よう)と今日もソファーに横になり、「寝落ち三秒」の私はすぐに眠りに落ちた。
どのくらい寝たんだろうか……深いまどろみからゆっくりと目が覚めた。付けっぱなしのテレビのモニターは淡い青い光を放ち、私の足元をほんのりと照らしている。目をもう一度閉じれば寝れそうな気もしたが、寝付けに少しだけお酒を飲もう……と思い冷蔵庫の中の梅酒を取り出した。
気づくと、浴室へと案内するフットライトの灯りが点いていて、部屋の中がぼんやりと見えることに気づいた。
(誰かがお風呂に入っている。長女たちかしら? それともパパ?)
床暖房のお陰で足元は寒くはないが、何も羽織ってない上半身が寒く感じる。そっと浴室に近づくと、浴室の灯りが大きな三面鏡に反射していた。ゆっくりと近づくと、もう少し進むと、浴室のガラス窓に二人の影が写っていた。私は思わずハッとした。
「あっ……だめ……あっん」
「映画でも見ようか?」と葉月は言ったが、パパの顔には特に変化もなく、私も特に見たい映画もなかったので、「映画はいいわ」、と娘のリクエストをやんわりと断った。
昼食はフードコートのマクドナルドで軽く済まし、それぞれが欲しい物を購入し、そして映画のDVDを借りてから家路に着いた。その日もあっという間に時間が過ぎていった。紅白歌合戦、そしてテレビから流れる行く年くる年の除夜の鐘を聞きながら、皆でクラッカー片手に恒例のカウントダウンをする。
「3、2、1、ゼロ。ハッピニューイヤー」
クラッカーの破裂音がリビングに響き渡った。
深夜一時を過ぎると、パパも長男も二階寝室へ入っていった。私は長女たちとリビングでレンタル映画を少しだけ見ることにしたが、さすがに眠くなってきたので、映画の序盤で早々と切り上げることにした。
「じゃあ、私たち、二階に上がるね」
「お風呂入ってないでしょ。さっき、追い焚きしておいたから、お風呂入って寝たら」
「わかった。後で入るわ。じゃあ、ママ、おやすみ」
葉月の納得した顔を見てから、(このまま寝よう)と今日もソファーに横になり、「寝落ち三秒」の私はすぐに眠りに落ちた。
どのくらい寝たんだろうか……深いまどろみからゆっくりと目が覚めた。付けっぱなしのテレビのモニターは淡い青い光を放ち、私の足元をほんのりと照らしている。目をもう一度閉じれば寝れそうな気もしたが、寝付けに少しだけお酒を飲もう……と思い冷蔵庫の中の梅酒を取り出した。
気づくと、浴室へと案内するフットライトの灯りが点いていて、部屋の中がぼんやりと見えることに気づいた。
(誰かがお風呂に入っている。長女たちかしら? それともパパ?)
床暖房のお陰で足元は寒くはないが、何も羽織ってない上半身が寒く感じる。そっと浴室に近づくと、浴室の灯りが大きな三面鏡に反射していた。ゆっくりと近づくと、もう少し進むと、浴室のガラス窓に二人の影が写っていた。私は思わずハッとした。
「あっ……だめ……あっん」

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