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妻であること、女であること(仮
第5章 苛立ち
side 西谷
35…
俺はその言葉に動揺しそうになったが、
なんとか必死で冷静を装った。
陶子さんは
もう10年もやってないのか?
誰とも?
俺がレスだった頃、陶子さんもレス…
なんなんだよそれ
俺には、どこに向ければいいのか分からない
なんとも言えない怒りが込み上げていた。
「旦那さんもその頃30代ですよね?」
「そう」
「ん〜…」
「やっぱりおかしい?」
おかしいだろ。
仲が良ければ、そんな頃に性欲なくなるとかまず考えられない。
男だけじゃなくて、女だって。
「人それぞれだろうけど…、その年齢なら、
一般的にはまだあってもいいですよね、夜の生活」
「そっか……」
はっきり言い過ぎたかな。
陶子さんは、明らかに元気をなくしてしまっていた。
「まぁでも子供がいると
難しい時もありますよね?
俺は子供居ないからわからないですけど」
「そうね。
いつでもってわけにはいかないから。
でもね…やっぱりそれだけが理由じゃないなって気はしてる。
分かるじゃない、雰囲気で。
避けてるなって」
「あぁ、はい。
それ、めちゃくちゃ分かります」
陶子さんの言葉で、俺は忘れかけていた
あの寂しかった頃を思い出していた。
35…
俺はその言葉に動揺しそうになったが、
なんとか必死で冷静を装った。
陶子さんは
もう10年もやってないのか?
誰とも?
俺がレスだった頃、陶子さんもレス…
なんなんだよそれ
俺には、どこに向ければいいのか分からない
なんとも言えない怒りが込み上げていた。
「旦那さんもその頃30代ですよね?」
「そう」
「ん〜…」
「やっぱりおかしい?」
おかしいだろ。
仲が良ければ、そんな頃に性欲なくなるとかまず考えられない。
男だけじゃなくて、女だって。
「人それぞれだろうけど…、その年齢なら、
一般的にはまだあってもいいですよね、夜の生活」
「そっか……」
はっきり言い過ぎたかな。
陶子さんは、明らかに元気をなくしてしまっていた。
「まぁでも子供がいると
難しい時もありますよね?
俺は子供居ないからわからないですけど」
「そうね。
いつでもってわけにはいかないから。
でもね…やっぱりそれだけが理由じゃないなって気はしてる。
分かるじゃない、雰囲気で。
避けてるなって」
「あぁ、はい。
それ、めちゃくちゃ分かります」
陶子さんの言葉で、俺は忘れかけていた
あの寂しかった頃を思い出していた。

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