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真夏の熟果-裂けて堕ちたザクロの緋い実
第9章 悪いけど
悪いけど、10年。
貞節を守ったわ…。
今、それが破れたからと言って、
夫に責められる言われはない…。
悪いけど…。
充分に私は頑張った…。
それに、抗うには抗ったと思う。
二人が撮った動画にも、
あの砂浜と
その上にある神社の鳥居は
映っていたはず。
そこまで私は逃げた…。
追いつかれて、逃げることもできずに、
あんなことになったとして、
夫に私を責める資格がある?
ないはず…。
私は逃げたのだから…。
娘を守るため、最善を尽くした…。
その結果が、あの結果…。
悪いけど、あれ以上の結果は望めない。
海水浴場に行ったのは、
娘の凜花の希望。
ビキニスタイルの水着に着替えて
泳いだのも、娘の凜花の希望。
そこに私の意思は働いていなかった…。
別に、
不倫なんてするつもりはなかった。
マッチングアプリを
使って出会ったわけでも、
ママ友が言っている『ママ活』を
するつもりもなかった。
「会おう」
と約束したわけでもなく、
彼らが声を掛けてきた。
単なるナンパでないことは
雰囲気でわかった。
娘を巻き込まない方法だけを
考えた結果があの結果。
悪いけど、夫に不満があって
探し求めた結果じゃない。
結果的には、
夫を裏切ったかもしれないけど、
そんなことを望んだことは、
一度もなかった…。
すべては、結果…。
でも、
受け入れてしまっている現状。
動画を撮られて脅されているからと
自分に言い訳しているけど…。
昨夜のは言い訳できない。
受け入れているどころか、
自分から進んで…。
「何が悪いの?放ったままにしている夫が悪いのよ」
と囁く私と、
「言い訳しているだけ。要は不倫に溺れているだけ」
と、責める私。
私の中に二人の私が居た。
どうすればいい?
ソファーに座って、
天井を見上げながら、
考え込んだ私…。
あの砂浜で、
もっと
『抵抗』すべきだった
のかもしれない…。
当然、
二人が諦めるはずは
なかったと思うけど、
必死に『抵抗』したという
事実があれば、
こんなに後ろめたさを
感じなかったのかもしれない。
貞節を守ったわ…。
今、それが破れたからと言って、
夫に責められる言われはない…。
悪いけど…。
充分に私は頑張った…。
それに、抗うには抗ったと思う。
二人が撮った動画にも、
あの砂浜と
その上にある神社の鳥居は
映っていたはず。
そこまで私は逃げた…。
追いつかれて、逃げることもできずに、
あんなことになったとして、
夫に私を責める資格がある?
ないはず…。
私は逃げたのだから…。
娘を守るため、最善を尽くした…。
その結果が、あの結果…。
悪いけど、あれ以上の結果は望めない。
海水浴場に行ったのは、
娘の凜花の希望。
ビキニスタイルの水着に着替えて
泳いだのも、娘の凜花の希望。
そこに私の意思は働いていなかった…。
別に、
不倫なんてするつもりはなかった。
マッチングアプリを
使って出会ったわけでも、
ママ友が言っている『ママ活』を
するつもりもなかった。
「会おう」
と約束したわけでもなく、
彼らが声を掛けてきた。
単なるナンパでないことは
雰囲気でわかった。
娘を巻き込まない方法だけを
考えた結果があの結果。
悪いけど、夫に不満があって
探し求めた結果じゃない。
結果的には、
夫を裏切ったかもしれないけど、
そんなことを望んだことは、
一度もなかった…。
すべては、結果…。
でも、
受け入れてしまっている現状。
動画を撮られて脅されているからと
自分に言い訳しているけど…。
昨夜のは言い訳できない。
受け入れているどころか、
自分から進んで…。
「何が悪いの?放ったままにしている夫が悪いのよ」
と囁く私と、
「言い訳しているだけ。要は不倫に溺れているだけ」
と、責める私。
私の中に二人の私が居た。
どうすればいい?
ソファーに座って、
天井を見上げながら、
考え込んだ私…。
あの砂浜で、
もっと
『抵抗』すべきだった
のかもしれない…。
当然、
二人が諦めるはずは
なかったと思うけど、
必死に『抵抗』したという
事実があれば、
こんなに後ろめたさを
感じなかったのかもしれない。

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