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真夏の熟果-裂けて堕ちたザクロの緋い実
第6章 イキ狂い

「それは俺達も同じだよな。俺達とmikaさんの関係を『近親相姦』だとかキメツケて、バカにしたから、やっちまおうってなって、やったけど、ガバガバマンコで、マジでイケなかった。それが、事実だ。泣いても、ダメなものはダメなんだよ」


翔太がトドメを

刺すように言い募った。


「仕方がないじゃん。顔は可愛くても、口が悪すぎて、可愛いなんて思えないんだ」


俊也が言った。

口が悪いのは事実…。

少なくとも『口は禍の元』の

生きる見本のような感じはしていた。

でも、軽いかどうかは微妙。

翔太や壮太は、

あの部分が緩いと言うけど、

俊也にナンパされたから

軽い女というのは…。

俊也くらいのイケメンに

声を掛けられたら…。

ま、翔太、壮太、俊也。

三者三様にタイプは違ってもイケメン。

同世代の女子からすれば、

声を掛けられたらラッキーって思っても

普通かも…。


両手で目を押さえて泣くアオイという女性。

たぶん、私たちとすれ違わなければ、

そして、俊也が視線を私に向けなければ…。

私や翔太、壮太のことも

何も言うことはなかったし、

俊也と二人で、

ここでエッチしていたかもしれない。

少なくとも俊也は、そのつもりで、

ここに連れてきたはず…。

だとすれば、悪いのは私…。

でも、彼女を慰めれば、

さらに傷つける…。


「俊也くん」


私は俊也に声を掛けた。

視線を私に向けた俊也に、


「あなたが声を掛けて、ここに連れてきたのよ。あなたが、そこですれ違ったとき、私の方に視線を向けなかったら、この子は、私たちのことを貶すこともなかったし、こんなことにもならなかった。声を掛けてここに連れてきた以上、この子を守る義務があなたにはあるのよ。二人と一緒になって、この子の悪口を言うべきではないわ」


と、私は伝えた。翔太も壮太も、私の顔を見て気まずそうに黙った。


「俺はただ、ナンパしただけで…」


俊也が戸惑いながら、私に言い訳をし始めた。


「可愛いって思ったから、エッチしたいって思って、ナンパしたんでしょ。だったら、最後まで責任を持ってエッチしなさいよ。それがケジメよ」


私が言うと、アオイという女性を見た俊也。

泣き止んだアオイという女性。

私と視線が合うと目を伏せた。
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