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主任
第3章 ベビーベッド
たくさんの紙袋を両手に抱えた主任と一緒に、私たちは息を弾ませながらエレベーターを降り、部屋の前にたどり着きました。
「さあ、早く開けなさい!」
「うう……主任、ちょっと待っててください! 心の準備が……!」
「ダメダメ、待たないよ」
私の制止を笑い飛ばしながら、主任はスルスルと私と一緒に玄関を入り、靴を脱ぎ捨ててリビングへと足を踏み入れました。
そして、主任がふと見渡したその視線の先――廊下の奥にある、いつもは絶対に隠している「秘密の部屋」のドアに止まりました。
「あ、あああ――っ!! ダメです、そこは――っ!!」
私の必死の叫びも間に合わず、主任はスッとそのドアノブに手をかけ、軽々と開けてしまいました。
「おお……なるほど!」
部屋の中を見た瞬間、主任の目が大きく見開かれ、感心したような声を上げました。そこは、仕事で見せる大人の女性としての私とは完全にかけ離れた、夢の世界――完全に作り込まれた「ベビールーム」だったからです。
部屋の中央には、大人になった今の私でもなんとか横になれそうな大きめのベビーベッドが置かれ、その脇には木馬、そして子ども用の小さな椅子や、おもちゃの散りばめられたマットが綺麗に並べられていました。
「すごいな……。まさか、ここまで完璧に揃えていたなんてね」
主任は驚きと愛おしさが入り混じったような優しい瞳で、一部屋丸ごと子ども部屋になっている空間を見渡しました。私は恥ずかしさと申し訳なさで顔から湯気を出しながら、自分の両手で顔を覆い、その場にしゃがみ込んでしまうのでした。
「さあ、早く開けなさい!」
「うう……主任、ちょっと待っててください! 心の準備が……!」
「ダメダメ、待たないよ」
私の制止を笑い飛ばしながら、主任はスルスルと私と一緒に玄関を入り、靴を脱ぎ捨ててリビングへと足を踏み入れました。
そして、主任がふと見渡したその視線の先――廊下の奥にある、いつもは絶対に隠している「秘密の部屋」のドアに止まりました。
「あ、あああ――っ!! ダメです、そこは――っ!!」
私の必死の叫びも間に合わず、主任はスッとそのドアノブに手をかけ、軽々と開けてしまいました。
「おお……なるほど!」
部屋の中を見た瞬間、主任の目が大きく見開かれ、感心したような声を上げました。そこは、仕事で見せる大人の女性としての私とは完全にかけ離れた、夢の世界――完全に作り込まれた「ベビールーム」だったからです。
部屋の中央には、大人になった今の私でもなんとか横になれそうな大きめのベビーベッドが置かれ、その脇には木馬、そして子ども用の小さな椅子や、おもちゃの散りばめられたマットが綺麗に並べられていました。
「すごいな……。まさか、ここまで完璧に揃えていたなんてね」
主任は驚きと愛おしさが入り混じったような優しい瞳で、一部屋丸ごと子ども部屋になっている空間を見渡しました。私は恥ずかしさと申し訳なさで顔から湯気を出しながら、自分の両手で顔を覆い、その場にしゃがみ込んでしまうのでした。

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