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国選種付人物語
第1章 理沙さんと種付人
正直、抵抗を覚えるが、それを表に出すことも許されない。
もはや、この状況を受け入れるしか選択肢がないという事実が理沙に突きつけられる。
理沙の視線が、再度、川島の大きく膨らんだ股間へと向けられた。
「……分かりました……」
かろうじて紡ぎ出した声は、ひどく乾いて響いた。
理沙は半ば諦めに似た感情を抱きながら、ゆっくりと川島の前に膝をついた。
自身の吐息が届くほどの至近距離で、震える指先を川島のジーンズのベルトへと伸ばす。
カチャリ、と静かな金属音を立て、バックルを外し、硬い革のベルトを緩めていく。
「ああ、それと、奥さん、キスは大丈夫ですか?」
理沙がベルトを外そうと指先を動かしている最中にも、川島はまったく遠慮することなく、さらに踏み込んだ要求を投げかけてきた。
「えっ…!?」
川島の顔には、相手の品性を値踏みするような薄ら笑いが浮かんでいる。
「それは、ちょっと……」
思わず、「拒否」の言葉が口をついて出てしまった。
見ず知らずの、しかも生理的に受け入れがたい男と唇を重ねることは、身体を差し出すこと以上に強い抵抗感があった。
(しまった……!)
言葉を放った瞬間、理沙の背筋に冷たい戦慄が走った。
種付人の行為を拒むことは、国家に対する義務の妨害であり、厳罰の対象となる。
この制度における「行為」の範囲に、はたしてキスは含まれているのだろうか。
彼女は恐る恐る、川島の顔を見上げた。
もはや、この状況を受け入れるしか選択肢がないという事実が理沙に突きつけられる。
理沙の視線が、再度、川島の大きく膨らんだ股間へと向けられた。
「……分かりました……」
かろうじて紡ぎ出した声は、ひどく乾いて響いた。
理沙は半ば諦めに似た感情を抱きながら、ゆっくりと川島の前に膝をついた。
自身の吐息が届くほどの至近距離で、震える指先を川島のジーンズのベルトへと伸ばす。
カチャリ、と静かな金属音を立て、バックルを外し、硬い革のベルトを緩めていく。
「ああ、それと、奥さん、キスは大丈夫ですか?」
理沙がベルトを外そうと指先を動かしている最中にも、川島はまったく遠慮することなく、さらに踏み込んだ要求を投げかけてきた。
「えっ…!?」
川島の顔には、相手の品性を値踏みするような薄ら笑いが浮かんでいる。
「それは、ちょっと……」
思わず、「拒否」の言葉が口をついて出てしまった。
見ず知らずの、しかも生理的に受け入れがたい男と唇を重ねることは、身体を差し出すこと以上に強い抵抗感があった。
(しまった……!)
言葉を放った瞬間、理沙の背筋に冷たい戦慄が走った。
種付人の行為を拒むことは、国家に対する義務の妨害であり、厳罰の対象となる。
この制度における「行為」の範囲に、はたしてキスは含まれているのだろうか。
彼女は恐る恐る、川島の顔を見上げた。

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