この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
国選種付人物語
第1章 理沙さんと種付人
(本当に……国選種付人、なのね)

​理沙の脳裏には、約10年前に制定されたこの法律が、当初の理念から少しずつ逸れていった経緯がぼんやりと浮かんだ。

少子高齢化の解決という大義のもと、最初は生殖能力だけでなく、品行方正な人物が選ばれていたはずだ。

しかし、効果が上がり、需要が高まるにつれて、その基準は甘くなり、今や、知性や品格などは問われず、単に「精力旺盛で、女を孕ませる能力に特化している」男が次々と選ばれているという噂も耳にしていた。

目の前の男は、まさにその象徴だった。

​理沙にとって、川島のようなタイプの男は、今までの人生で関わったことのない人種だった。

はっきり言って、苦手だし、好きではない。

しかし、国選種付人の受け入れを拒否することはできない。

​理沙は、証明書を再度、しっかりと確認し、それが本物であることを確認すると、重苦しい気持ちでゆっくりと頷いた。

​「……どうぞ……」

​そう言って、理沙は玄関のドアを開け、川島を招き入れた。

中に入ると、川島はリビングの様子を一瞥した。

整理整頓された落ち着いた雰囲気、控えめながらセンスの良い調度品。

事前に渡されていたプロフィール写真と相まって、理沙が「知的で家庭的な」、川島が最も好む人妻であることが確信に変わる。

​(っしゃ! 今日は当たりだ! このところ、化粧も適当で、品のないババアばっかだったから、まじテンション上がるわー)

​彼は内心でガッツポーズを取り、事務的にさっさと終わらせているいつものルーティンを、「たっぷり時間をかけて仕込んでやる」という、下心に満ちた目標へと切り替えた。

/67ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ