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お題小説第4弾「次の夏に、また会いましょう」
第4章 次の夏に、また会いましょう
☆☆☆
蒼真くんへ

この手紙を君が読んでいるということは、
私はもうこの世にいなくて、
そして、君が私の真実にたどり着いたってことだよね。

最初に謝らせてください。
ごめんなさい。

本当のことを言う勇気がなかった私です。
許して欲しい、なんて虫が良すぎると思う。

お父さんから話は聞きましたか?
そうです。私は、病気だったんです。
生まれたときからの心臓の病気でした。

だからずっとこの病院で療養してて、
たまに家に帰る生活をしていたんです。

学校も、この病院の中にあるんですよ。

心臓の病気はいつ悪くなるかわからないので、
あまり病院から離れられなかったし、
人混みに行くと興奮しすぎて具合が悪くなったり、
感染症を拾ってきてしまいやすいからと、
外出を制限されてたんです。

小さい頃はそれが苦痛でした。

そして、よく病院を脱走して、
あの神社でぼんやりとしてたんです。

その時だったんです。
初めて、蒼真に会ったのは。

最初は、近所の男の子、って思っていました。
でも、次第に蒼真に会うのが楽しみになりました。

だって、蒼真は、私の世界で初めて、
病気ではない『私』を見てくれた人だったからです。

お手紙をやり取りしてくれて、
いっぱい蒼真の世界を教えてくれました。
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