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開発された女教師〜純愛の果ての真の快楽〜
第1章 出会い
全員の自己紹介が終わると、前方のマイクから再び研修担当教員の硬い声が響いた。

「以上で最初のミーティングを終了する。この後、18時から一階の食堂にて懇親会を行う。それまでは各自、割り当てられた自室へ戻り、荷物の整理整頓を済ませておくように」

​時計の針は17時を少し回ったところだった。七海はさっさと荷物をまとめ、他の参加者たちと視線を合わせることもなく、早足で大会議室を後にした。

​指定された三階の部屋のドアを開けると、そこはまるで古いビジネスホテルのような、飾り気のない無機質な空間だった。

狭い室内に置かれているのは、スチール製の簡素な机とシングルベッド、そして小さな本棚だけ。

壁は薄汚れ、うっすらと特有の埃っぽい匂いが漂っている。

​「はぁ……本当に缶詰ね、これ」

​七海は小さく愚痴を吐き捨てながらも、すぐにスーツケースを開いた。

嫌々ながらも、やると決まれば完璧にこなすのが彼女の流儀だ。持参した教材や指導案を本棚に並べ、着替えをクローゼットへとテキパキと収めていく。わずか15分ほどで、無駄のない完璧な配置換えを完了させた。

​一息ついた七海は、部屋の唯一の救いである小さな窓に歩み寄り、外の景色を覗き込んだ。

​視界に飛び込んできたのは、視界を埋め尽くすほどの圧倒的な深緑だった。

夕暮れ時の光を浴びて、鬱蒼とした木々がざわざわと風に揺れている。文明から完全に切り離された山の中――そう思うと、胸の奥が少しだけ重くなるような閉塞感を覚えた。

しかし、じっとその鮮やかな緑を見つめているうちに、不思議と凝り固まっていた肩の力が抜け、ささくれ立っていた心が少しずつ癒されていくような、落ち着いた感覚も同時に湧き上がってきた。

​「まあ、空気が綺麗なことだけは認めてあげてもいいわね」

​少しだけ気を取り直した七海はベッドの端に腰掛け、ポケットからスマホを取り出した。

画面のアンテナ表示はかろうじて二本。

通信速度の遅い電波を辛抱強く待ちながら、じわじわと開くYahooニュースの見出しをぼんやりと眺める。

​画面をスクロールする指を動かしながら、七海の頭には先ほど自己紹介をしていた、こもれび中学の本庄秋の低い声がなぜかかすかに残っていた。
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