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開発された女教師〜純愛の果ての真の快楽〜
第3章 優しい寝室
秋の規則正しい寝息が、静まり返ったシングルルームに響いている。

​七海はベッドからそっと身体を起こし、黒髪のミディアムヘアをかき上げながらバスルームへと向かった。

お酒の酔いと、先ほどまでの濃密なキスの熱がまだ身体の奥に残っていて、足元が少しふわふわとする。

​寝室とバスルームを隔てるドアを開け、脱衣スペースに立つ。

秋は完全に眠っている。

それは分かっているのに、同じ空間に男の人がいるというだけで、服を脱ぐ手が信じられないほど緊張で震えた。

いつもならサバサバと着替えるはずなのに、一枚ずつ衣類を脱ぐたびに、自分の心臓の音がやけに大きく聞こえてしまう。

​そして、最後に残った下着に手をかけ、それを脱ぎ捨てようとした瞬間だった。

​「……っ」

​七海は思わず動きを止め、その場に立ち尽くした。

​手元にある下着のクロッチ部分が、驚くほどじっとりと濡れていた。

お酒の席でかいた汗とは明らかに違う、特有の粘り気を持った熱い愛液が、広くシミを作っている。

​(私……こんなに……)

​それを見た瞬間、猛烈な恥ずかしさが全身の血流を駆け巡り、最低限のメイクしかしていない白い頬が、一気に沸騰したように赤くなった。

​大学時代の元彼以来、何年も異性と肌を重ねてこなかった身体。

それなのに、付き合ってもいない秋の、あの確信犯的なタメ口や、口内を蹂躙するような濃厚な舌の感触だけで、自分の身体がこれほどまでに狂わされ、 歓喜の声を上げていたなんて。

​言葉では「ちょっと待って」と抵抗し、サバサバとした理性の防壁で守っていたつもりだった。

けれど、身体は嘘をつけなかった。

自分が本庄秋という男に、どれほど激しく興奮し、 渇望していたのかを、濡れた下着という決定的な証拠によって生々しく再認識させられてしまった。

​恥ずかしさと、自らの 淫らな一面を知ってしまった恐怖にも似た高鳴りを抱えたまま、七海は逃げ込むようにシャワーの蛇口をひねった。

​温かいお湯が身体を打ち付ける。

それでも、秋の舌の感触が残る唇と、下着が教えてくれた熱い余韻は、どれだけ洗い流そうとしても、七海の身体から消えてはくれなかった。
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