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開発された女教師〜純愛の果ての真の快楽〜
第2章 静かなる予兆
楽しい宴も終わりを告げ、二人は店を後にした。

​土曜日の夜は研修寮の外泊が許されているため、七海はあらかじめ駅近くのビジネスホテルを予約していた。

一方、秋はここから通える距離にある自宅のアパートへ帰るという。

途中まで帰り道が同じだったこともあり、秋はとりあえず七海をホテルの入り口まで送ってくれた。

​フロントの自動ドアの手前で立ち止まり、七海は黒髪のミディアムヘアを揺らして振り返った。

「送ってくれてありがとう、本庄くん」

「ううん、じゃあね、七海」

​いつも通りの、サバサバとしたスマートな別れ際。

そうなるはずだった。

しかし、お酒のよく回った秋が、ふっと涼しげな目元を和らげ、突然とんでもないことを口にした。

​「……ねえ、ちょっと酔っちゃった。七海の部屋で少し寝てから帰るわ」

​「えっ……!?」

​あまりにも自然な、けれど大胆すぎる秋の要求に、七海の瞳が大きく見開かれた。

いくら恋心を自覚したとはいえ、付き合ってもいない男を自分のホテルの部屋に入れるなんて。

サバサバ系としての理性が防衛本能の警鐘をけたたましく鳴らす。

​「流石にそれはダメだって! ほら、気をつけて帰ってね。おやすみ! またね!」

​七海は半ばパニックになりながら、勢いよくそう告げて自動ドアの向こうへと逃げ込もうとした。

​「あはは、そっか。じゃあまたね」

​秋は驚くほどあっさりと引き下がり、薄い唇を上げていつものように微笑むと、そのまま夜の街へと背を向けて歩き出してしまった。
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