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開発された女教師〜純愛の果ての真の快楽〜
第2章 静かなる予兆
「七海さ、今、彼氏いるの?」

​それまでの丁寧な敬語から、不意に、流れるように切り替えられた低いタメ口。

​初めて「先生」ではなく名前で呼ばれた衝撃と、あまりにも自然に心の隙間に踏み込んできたその言葉の破壊力に、七海の手がピタリと止まった。

​まわる酔いのせいだけではない熱さが、一気に身体の芯から突き上げてくる。

​同い年だと分かってから、心のどこかで期待していたかもしれない距離の縮まり方。

けれど、実際にこうしてストレートな視線でプライベートな領域へと踏み込まれると、いつもならキリッと周囲を圧するはずの七海の強い瞳も、完全に泳いでしまう。

​サバサバとした理性で武装してきたはずの彼女の防壁を、秋はまたしても、音も立てずに完璧にぶち壊してきたのだった。
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