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開発された女教師〜純愛の果ての真の快楽〜
第2章 静かなる予兆
週末が明け、新しい一週間の研修が始まった。

​月曜日の朝礼。

参加者たちはまだ眠気の残る体を揺らしながら、広々としたグラウンドへと無造作に集まっていた。

あちこちで「土日、何してた?」といった気だるげな雑談が交わされ、誰もがいつも通りの、退屈な一週間の始まりを受け入れようとしている。

​七海もまた、周囲の男性教員たちに混ざり、「完璧で冷たいデキる女」の冷徹な仮面をきっちりと被り直して列に並んでいた。

サバサバとしたいつもの佇まいで、直立不動のまま教官の登場を待つ。

​しかし、その視線が、ふと人混みの向こう側へと向いた。

​ざわざわと動く人々の隙間、ひときわ高い長身が目に入る。

本庄秋だ。

彼が何を思ってか、不意にこちらへと顔を巡らせた。

​――あ。

​視線が、真っ直ぐに交差した。

遮るもののないグラウンドの空気の中で、二人の瞳がぴたりと重なる。

​時間にして、わずか二秒ほど。

しかし、その二秒は、七海にとって心臓が跳ね上がるほどに濃密な時間だった。

他の研修員が誰も知らない、二人だけの「金曜日の秘密」を、ただ視線だけで確かめ合い、共有している。

そんな共犯者としての熱い感覚が、七海の胸の奥を突き抜けた。

​見つめ合う二秒の終わりの瞬間、秋は七海を見つめたまま、ほんの少しだけ口角を上げて悪戯っぽく微笑んだ。

周囲の誰にも気づかれない、彼から彼女だけに宛てた、密やかなサイン。

そして秋は、何事もなかったかのようにすっと先に目線を外し、隣の教員との会話に戻っていった。

​「っ……」
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