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開発された女教師〜純愛の果ての真の快楽〜
第2章 静かなる予兆
七海は小さく息を呑み、慌てて正面を向き直した。

一瞬にして、白い頬がカーッと熱くなっていくのが分かる。

心臓がうるさいほどの警鐘を鳴らし、グラウンドのざわめきが急に遠くなったようだった。

​周りの研修員たちは、誰もこの一瞬の出来事に気づいていない。

秋はいつも通り、穏やかで知性的な表情のまま列に並んでいる。

自分だけが、彼のあのわずかな微笑みに翻弄され、胸を焦がしているのだ。

​週明け早々、朝一番のグラウンド。

七海は完全に秋を意識し始めていた。

ただ目が合っただけなのに、彼に恋をしているという自覚が、彼女の冷静な思考をチクチクと刺激して乱していく。

​完璧な教員としての自分を維持しなければいけないのに、視線は無意識に、またあの高い背中を追いかけそうになってしまう。

それは、自制心を重んじる七海にとって、ひどくもどかしく、けれど目眩がするほどに甘美な、新しい一週間の幕開けだった。
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