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ちょっとした刺激
第1章 異変
―― ドスン!
重い足音がベッドの脇に止まる。穂乃花の全身が強張る。
(嘘……絶対に違う、この匂い、燿じゃない)
アルコールと汗の混じった不快な臭気が穂乃花の鼻をつく。燿は酒を飲まないしとても清潔好きで、こんな臭いのする服を着ているような事はない。
彼女は必死に首を振り、逃げようと足掻く。しかしその四肢はベッドに縛り付けられていて、膝を軽く曲げる事くらいしか出来ない。
「モゴッ! モゴオオ!」
ギャグボールに塞がれた口から出るのも、くぐもった悲鳴だけだ。
侵入者もしばらくは呆気に取られていたようだ……その息遣いが、迫って来る。
穂乃花はそれでも必死にもがく。しかし。
「モゴッ……!」
侵入者の手が、穂乃花の喉輪を掴んだ。その手は軍手か何かをはめているようだった。そして自分は完全に無力な状態で、この侵入者の前に身体をさらけ出している……
重い足音がベッドの脇に止まる。穂乃花の全身が強張る。
(嘘……絶対に違う、この匂い、燿じゃない)
アルコールと汗の混じった不快な臭気が穂乃花の鼻をつく。燿は酒を飲まないしとても清潔好きで、こんな臭いのする服を着ているような事はない。
彼女は必死に首を振り、逃げようと足掻く。しかしその四肢はベッドに縛り付けられていて、膝を軽く曲げる事くらいしか出来ない。
「モゴッ! モゴオオ!」
ギャグボールに塞がれた口から出るのも、くぐもった悲鳴だけだ。
侵入者もしばらくは呆気に取られていたようだ……その息遣いが、迫って来る。
穂乃花はそれでも必死にもがく。しかし。
「モゴッ……!」
侵入者の手が、穂乃花の喉輪を掴んだ。その手は軍手か何かをはめているようだった。そして自分は完全に無力な状態で、この侵入者の前に身体をさらけ出している……

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