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家庭教師先の人妻はとても淫ら
第2章 後編
どの建物の入り口にも、無機質な看板が掲げられている。

『御宿泊 〇〇円 / 御休憩 ✕✕円』

その文字が視界に入るたび、晴也の喉はカラカラに渇き、隠しきれない欲望がふたたび熱を帯びて膨らんでいった。

平日の真っ昼間のホテル街。人気はない。

晴也の隣を歩く知子が、ふいにそっと腕を組んできた。

「なんか、こういう所に来ると……いけないことするみたいで、ドキドキしちゃうわね」

少し子供っぽくはしゃぐような、それでいて熱っぽく誘うような表情と口調。

二の腕に、知子の豊かな胸の柔らかさがダイレクトに伝わってくる。

「そ、そう……ですね……」

その柔らかな感触に、晴也の股間は瞬時に熱を帯び、硬く反り返った。

目の前には、一軒の派手なお城を模した建物がそびえ立っていた。

「きゃっ、ここ素敵! なんだかお姫様になった気分よ。ねえ、ここにしない?」

「は、はい……」

戸惑い気味に、しかし吸い寄せられるように答える晴也。

男らしくリードできない自分をどこかで情けないと思いながらも、彼は抗いがたい人妻の魔力に引かれるまま、その「城」の門をくぐった。

暗い無人のロビー。

フロント前のパネルには、空室を示す数枚のボタンが淡く光を放っていた。

「このお部屋、可愛いわ!」 
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