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お題小説第7弾『泡姫の純愛Ⅱ』
第1章 バーにて…
8
――なんかね、百合ってね、彼にとっては秘めた女性、女、女心って…
『百合は、誰にも見せぬ女心…
秘そやかに咲き、密やかに香る』
そんなイメージがあるんだって――
「へぇ…」
なんか、この話しを聞いていて、その彼のめいちゃんに対する想い、愛情のイメージが湧き、伝わってきた。
『泡姫』と呼ばれる『ソープ嬢』をしているめいちゃん…
それはいくら超高級店とはいえ、やっぱり風俗には違いなく…
中途半端な覚悟では出来ない仕事。
そんな泡姫を、こうして隠すことなく、同性のわたしに正々堂々と公言できる程にプライドを持っている彼女は、やはり…
芯が強い…
心に棘を持つオンナといえるのだろう…
そう、わたしには感じられる。
そして彼は、そんな美しさの中の強さに惚れ、惹かれているのだろうと…
だから、薔薇であり、フェチ嗜好に通じているのだろう。
それは、同じ、強いフェチ嗜好を持つわたしにはなんとなく解る――
だけど、きっとそんな彼には過去に、何かしらのトラウマがあり、そしてまた、それが薔薇にも通ずるのだろうと…
しかし、そこで、百合という、女心を象徴する存在が…
おそらく、そのトラウマを中和してくれるのではないのだろうか――
わたしが、一人、自分勝手に、そんな分析をしていると…
「………」
めいちゃんは、ジッとわたしを見つめ…
目に、哀しそうな色を浮かべてきた。
「え…」
さすがめいちゃんは、勘が鋭い。
「……でもね…」
ふと、めいちゃんは、宙を見つめ…
「それはね、約半年前までのお話しなの」
そう、呟いた。
「え…」
「なんかね、カラダの調子が悪くなっちゃったみたくてね…」
「………」
「もう、会って、ううん、もう逢えない…と、思うの…」
「そ、そうなの…」
「うん、そう…
ほら、こんな仕事だからさ、しつこく連絡取れないし…
ううん、しつこいと迷惑だろうし…」
「あ…」
わたしはそんなめいちゃんに…
薔薇の強さと…
百合の可憐さを見て感じた。
そしてその目から…
めいちゃんの…
泡姫の純愛を、感じ取ったのだ。
そう…
それは泡姫にとっての…
禁忌の純愛―――
薔薇柄の
胸に秘めたる
下着より
誰にも見せぬ
百合の色香よ
完
――なんかね、百合ってね、彼にとっては秘めた女性、女、女心って…
『百合は、誰にも見せぬ女心…
秘そやかに咲き、密やかに香る』
そんなイメージがあるんだって――
「へぇ…」
なんか、この話しを聞いていて、その彼のめいちゃんに対する想い、愛情のイメージが湧き、伝わってきた。
『泡姫』と呼ばれる『ソープ嬢』をしているめいちゃん…
それはいくら超高級店とはいえ、やっぱり風俗には違いなく…
中途半端な覚悟では出来ない仕事。
そんな泡姫を、こうして隠すことなく、同性のわたしに正々堂々と公言できる程にプライドを持っている彼女は、やはり…
芯が強い…
心に棘を持つオンナといえるのだろう…
そう、わたしには感じられる。
そして彼は、そんな美しさの中の強さに惚れ、惹かれているのだろうと…
だから、薔薇であり、フェチ嗜好に通じているのだろう。
それは、同じ、強いフェチ嗜好を持つわたしにはなんとなく解る――
だけど、きっとそんな彼には過去に、何かしらのトラウマがあり、そしてまた、それが薔薇にも通ずるのだろうと…
しかし、そこで、百合という、女心を象徴する存在が…
おそらく、そのトラウマを中和してくれるのではないのだろうか――
わたしが、一人、自分勝手に、そんな分析をしていると…
「………」
めいちゃんは、ジッとわたしを見つめ…
目に、哀しそうな色を浮かべてきた。
「え…」
さすがめいちゃんは、勘が鋭い。
「……でもね…」
ふと、めいちゃんは、宙を見つめ…
「それはね、約半年前までのお話しなの」
そう、呟いた。
「え…」
「なんかね、カラダの調子が悪くなっちゃったみたくてね…」
「………」
「もう、会って、ううん、もう逢えない…と、思うの…」
「そ、そうなの…」
「うん、そう…
ほら、こんな仕事だからさ、しつこく連絡取れないし…
ううん、しつこいと迷惑だろうし…」
「あ…」
わたしはそんなめいちゃんに…
薔薇の強さと…
百合の可憐さを見て感じた。
そしてその目から…
めいちゃんの…
泡姫の純愛を、感じ取ったのだ。
そう…
それは泡姫にとっての…
禁忌の純愛―――
薔薇柄の
胸に秘めたる
下着より
誰にも見せぬ
百合の色香よ
完

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