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想いあふれて
第5章 耳元でささやく声、心溶かす響き
りつかは“忘れたい過去”のリストから、紫苑との出会いを帳消しにすることができた。
自分の過去を否定しなくていいということは、こんなにも心を軽くさせるものなのか。
客席に入ると、すでに他のジャズバンドの演奏が始まっていた。
紫苑の出番はこの次と分かり、一番後ろの小さな丸テーブルの座席について、息を整えた。
曲が大音量で鳴り響く中、店員に耳打ちする格好でトニックウオーターと夏野菜のピクルスを注文した。
二度目の再会にそわそわしながら、テーブルに運ばれたグラスを手に取った。
一口飲んで、トニックウォーターではなく、誤ってジントニックが置かれたことに気づく。
そのとき、演奏を終えたバンドと入れ違いに、紫苑がステージに現れた。
自分の過去を否定しなくていいということは、こんなにも心を軽くさせるものなのか。
客席に入ると、すでに他のジャズバンドの演奏が始まっていた。
紫苑の出番はこの次と分かり、一番後ろの小さな丸テーブルの座席について、息を整えた。
曲が大音量で鳴り響く中、店員に耳打ちする格好でトニックウオーターと夏野菜のピクルスを注文した。
二度目の再会にそわそわしながら、テーブルに運ばれたグラスを手に取った。
一口飲んで、トニックウォーターではなく、誤ってジントニックが置かれたことに気づく。
そのとき、演奏を終えたバンドと入れ違いに、紫苑がステージに現れた。

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