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あなたの一番になりたいのに
第2章 【誰よりも愛しているのに】
またすぐにでも会議室とかに呼ばれちゃうのかな
って思っていたら
別の取引先の女性と仲良くお話している
カンナさんを見かけた
知ってる、昔からの長いお付き合いらしいけど
あの女性、結構距離感近いんだよね
やたらボディータッチ多いし
いつもヤキモキしていた
絶対あの目、カンナさんに恋してると思うの
何か言われたらきちんと断るよ、と
カンナさんは言ってたけどさ
やっぱり実際目の当たりにすると嫌だな
カンナさんが飛んできたり妬いたりする気持ち
よくわかった気がする
隠れて見てたら「あっ…!」
その取引先の女性がどさくさに紛れて
カンナさんの頬にキスしたように見えた
何かを言って距離を取る仕草
髪に触れて撫でながらまた何かを言ってる
私以外にも撫でたりするんだ
だから勘違いされちゃうんじゃないですか?
あっ…嫌な言い方、ごめんなさい
その場を静かに去った
今日が初めてじゃないかも知れない
カンナさんも慣れてる感じがしたし
私の知らないところであんな事……
その日は仕事になかなか身が入らなかった
(お友達とご飯食べて帰ります)
無理やり口実作ってみる
今はちょっと顔を合わせ辛い
勝手だよね
でも今、カンナさんに進藤さんとの事を
問い詰められたら
カンナさんこそ…って喧嘩になるかも知れない
冷静で居れる自信がないのだ
(迎えに行くから終われば連絡して)
ごめんなさい、既読つけないでおきます
少しの間、電源落とすのも許してください
お友達というのは本当です
高校まで一緒だった幼なじみ、
勿論、女の子です
社会人になっても連絡は取り合っているし
時々会ったりもしてます
カンナさんとお付き合いするようになってからは
会えてなかったけど、こんな時は会いたくなる
懐かしい話でチビチビ飲んでいたつもりだった
いつの間にか結構飲んでしまっていて、
疲れが溜まっていたのも原因のひとつかも
気が付いたら泣上戸だし、
友達が電源つけてくれて掛かってきた電話で
カンナさんに居場所を教えたそうだ

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