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あなたの一番になりたいのに
第2章 【誰よりも愛しているのに】





迎えに来たカンナさんを見るなり
「浮気しないでよ」と詰め寄ったり
「私以外とキスしちゃダメ」って泣いたり
相当困らせてしまったようだ
友達曰く、全部優しい目で聞いてくれてたよと
唯一レズビアンかも、と打ち明けれた友達で
そのままを受け入れてくれた大事な子で……
その子が言うからきっとそうだったんだろうな



カンナさん見てびっくりしたとも後で言ってた
爆美女でしょ?
店内騒然としたって本当?
庶民派の居酒屋だったからなぁ、
カンナさんは来ないような場所だもん
それなのに来てくれて、
酔っ払いの私を抱えて連れて帰ってくれたんだ
お友達も送ってくれたみたいで
何から何までお世話になりっぱなしで……



嫉妬してる場合じゃないでしょ
とにかく謝らなきゃ、お礼言わなきゃ…と
目が覚めてベッドの上で正座して
ボーッとしてしまっている
仕事は休みだ
同じベッドで寝ているカンナさんの寝顔を
ぼんやり眺めながら何て切り出そうか
必死にフル回転させてみるけど纏まらない



カンナさんもあまり寝れてないよね
仕事で忙しいのに迷惑かけてばかりだ
こんなんじゃ、癒すどころか彼女失格だよ
勝手に嫉妬してベロベロに酔って
迎えに来させるって何様!?
記憶も途切れ途切れで曖昧だし
本当、私なにやってんだろう……



「ミオ…?身体、大丈夫?」



起きたカンナさんの第一声が
私を気にかけてくれていて泣きそうになった



「ごめんなさい…!すっごい迷惑かけちゃって…」


「私の方は大丈夫だよ、気にしないで」


「……どうして怒んないの?」


「怒れないよ、あんなレアなミオ見れたんだから、寧ろ迎えに行って良かった」


「うぅ……あまり覚えてない」


「うん、普段は溜めちゃう子だからねぇ」



そう言ってヨシヨシされたらまた泣きそうになる



「優し過ぎますカンナさん…」


「可愛い彼女を迎えに行っただけだよ」


「カンナさんに向かって色々と言ってた気がする」


「そういや何か言ってたな、忘れちゃったや」



ずっと優しい手が髪を撫でてる
優しい目が私を見つめてる







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