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あなたの一番になりたいのに
第2章 【誰よりも愛しているのに】





だから不安になる隙がない
カンナさんの事を語ると結局惚気になる
非の打ち所がないんだよなぁ〜
大好き過ぎてヤバい
確かに語彙力なくなる



「香月さん!」



後ろから誰かに呼ばれて振り返る
あ……えっと、進藤さん?
きちんと名刺を貰っていた
◯◯コーポレーションの進藤秀孝さん



「お久しぶりです、お元気そうですね」


「はい!やっと、御社と契約を結ぶ運びとなりました」


「ありがとうございます、ご期待に添えれるように精一杯努めさせて頂きます」


「そんな、堅苦しい挨拶は抜きにしましょう、僕はそういう器じゃありませんし」


「開発チームも嬉しいです」


「こちらこそ、嬉しいです……御社と繋がりが出来て」



少し意味を含ませた言い草に(?)となったけれど
笑顔で対応する
正面玄関までお見送りしようとしたら



「今度、会食する事になりました、香月さんも同席して頂ければと思います、白石さんにお願いしてみたんですけど大丈夫でしたか?」


「えっ!?あ、いえ……私は」


「開発チームも立派な一員だと思っています、是非ともあなたのような人材とお話してみたい、白石さんも快諾してくださいましたよ?」


「……はい、わかりました、スケジュールは空けておきます」


「良かった、実りのある会食になりそうだ、楽しみにしています、では」


「こちらこそお誘い頂きありがとうございます、お気をつけて」



ご……強引だなぁ~
というより、カンナさんが快諾!?
そんなわけないよね、きっとまた機嫌損ねてる
あの人相手に断るわけにもいかないもんね
契約は結べた
win-winな関係になれるはず
事業拡大に向けての大きな一歩だ
今は目を瞑るしかない、と
快諾せざるを得なかったのだろう



私が契約相手と会食!?有り得ない
開発チームといってもまだ役職もない
いち社員だよ
行った事がないからマナーとかもあやふや
カンナさんに恥をかかせるわけにはいかない
え〜もう、どうしたら良いの……







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