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あなたの一番になりたいのに
第1章 【こんなにも好きなのに】





ひょえ〜!やっぱり根に持ってる
そうだよね、少なからず傷付けたよね
「はは、ウソウソ」って笑ってくれたけど
なんて酷い事をしたんだろうって反省中……



「結局、帰って来たのってこの為だったんだな」



缶ビールを飲み干しながらカンナさんは言った
そっか、普段は日本に居ない人なんだよね
久しぶりの再会だったのに
姉妹水入らずどころかあんな事になっちゃって……



グイッと抱き寄せられ顔が近くなる



「もう絶対マリナに引っ掛からないでね?ミオは私の彼女なんだから」



あ…少し酔ってる目
可愛い、ちょっと拗ねてる



「あっ、拗ねてる私で遊ぼうとしてるでしょ?」
って見抜かれてる
どうしよう、本当可愛い
カンナさんは私の前でだけこんな姿を曝け出して
くれるから本当尊い
ソファーの上で足の間に入って抱き着かれる



「それともわざと妬かせてお仕置きされるの待ってるの?」



それもアリですね、なんて言ったら怒っちゃう?
まだテレビの中のマリナさん観てたら
消されて押し倒されちゃった……
ヤバ……ちょっと目が据わってる



「ミオ、誰見てんの?」


「えっと……ただ凄いなって観てただけです」


「私が隣に居るのに?」


「ごめんなさい…」


「私以外に目向けてたら怒る」


「もうしません」


「ミオに対してだけは独占欲まみれなのは許して」


「はい…わかってます」


「面倒臭くなったらマリナの方に靡いちゃうの?」


「クスッ…私、どれだけこのお顔が好きなんですか、似てるけど私が好きなのはカンナさん、唯一無二のカンナさんだけです」


「本当に?」


「誰と比べてるんですか?」


「比べてないよ、ミオにだけは弱々なの、わかってよ」



あぁ…尊い
好き、この顔も全部
押し倒されてたけどギュッと抱き締めた
私の方から髪を撫でてあげる
いつもの逆だね



「もしもこの先、私が裏切るような事があったら…コロして良いよ」



顔を上げると驚いたまん丸な目
私なりの覚悟、伝わるといいな……







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