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あなたの一番になりたいのに
第1章 【こんなにも好きなのに】





定時で上がり、言われた通りタクシーで向かう
ドアを開けた瞬間からのハグ



「もう…安静にしててくださいってば」


「わかってる」



そう言いながら押し倒してるの誰ですか
欲しいって顔、ズルいです
シャワー浴びました?良い匂い…



「ミオがもう足りない……補充して良い?」


「クスッ……良い子にしてたんですか?」


「うん、ちゃんと寝たし点滴打ったから大丈夫」


「え、点滴?」



袖を捲れば痛々しい針の跡
心配する私の頬を包み込む



「頑張ったからご褒美」


「……はい」



数時間前にキスしたのに
もう足りなくなったのは私も同じなんです
押し倒されるの、本当は待ってた
こうなれるのを待ち望んでた
我儘言って遠ざけてごめんなさい
覚悟が足りてなくてすみません



「ミオ、こっち…」



手を引かれて寝室へ連れて行かれる
何度か入った部屋
甘くて熱い夜をカンナさんと過ごした場所
もしかして、もう……



「ひゃあ…っ」



びっくりした……軽々とお姫様抱っこ
え、ちょ、昼間ぶっ倒れた人だよね?
チュッと触れるだけのキスで言葉を遮る



「時々不安そうな顔するのは、もしかしてこの部屋に違う誰かが入った事あるのかなって考えてたりする?」


「えっ…何で」


「クスッ…ないから、ミオ以外誰も来てない」



何で、わかっちゃうんだろう……エスパー?
ゆっくりドアを開けて入っていく



「当たりでしょ?」って小悪魔的な笑み
ベッドに座らされるけど首に回した手は離さない
私からもキスさせてください
まだ上顎攻めないで……ダメだってばぁ…っ



クスッと笑う顔が好き
キスだけで腰砕けちゃいそう
カンナさんが触れるところ全部、性感帯になる
髪をかきあげて愛撫する唇
気持ち良い……



「ごめん、優しく出来ないかも」



余裕のない顔も好きです
垂れてくるサイドの髪を耳に掛けてあげる



「無理だけはしないでくださいね?」


「うん…」


「じゃあ、とことん…壊してください」








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