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影を背負った愛~足りない愛を、君に
第42章 逃げ切れない平日の甘い攻防~火曜~②
彩香がスライドのレイアウトを調整している間、
健治さんは後ろから軽く彩香の肩に手を置き、優しく揉むようにマッサージしてきた。
大きな手が肩から首筋にかけてゆっくりと撫で、耳元で甘く囁く。

「ここ、凝ってるな。昨夜、頑張らせすぎたからか?」

「……んっ……だめ……仕事中です……」

彩香は顔を真っ赤にし、肩をすくめて逃げようとするが、
健治さんの手は優しく、しかし逃がさない。
包容力のあるタッチで、彩香の緊張を溶かしていく。

さらに数分後、彩香がメモを取っているときに、
健治さんは隣に移動してきて、彩香の腰に軽く腕を回した。

そのまま耳元で低く言う。

「この部分の表現、彩香らしい丁寧さが出ていて良い。
……お前が一生懸命書いてくれるのが、俺は嬉しいぞ」

甘やかすような言葉と、腰を抱く手の熱さに、彩香の集中力は完全に乱れた。

「……健治さん……本当に、意地悪……発表会、ちゃんと準備しないと……」

健治さんは満足げに微笑みながらも、彩香の髪を優しく撫でた。

「ちゃんとやるさ。ただ……お前が隣にいるだけで、俺の独占欲が刺激されるんだ。
我慢してるつもりだが……限界だな」

彩香は耳まで真っ赤になりながらも、健治さんの腕の中で小さく甘えるように体を預けた。
仕事と甘やかしの狭間で、彼女の心は甘く乱れ続けていた。
二人はときおり甘い触れ合いを交えながらも、発表会資料の完成に向けて真剣に作業を進めていった。
面談室に流れる空気は、仕事の緊張と、二人だけの甘い秘密で満ちていた。
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