この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
影を背負った愛~足りない愛を、君に
第27章 父の日の前夜 ~夢の余韻(start-2day)~彩香編②
神奈川での同棲を再開してから半年が経った頃。

彩香の母・中山美和子(54歳、看護師)から
「そろそろきちんと挨拶に来てほしい」という連絡が入った。
彩香が最初に健治さんと同棲を始めた時以来、1年半ぶりの対面になる。

横須賀にある彩香の実家は、母と二人で暮らす小さな一軒家だった。
土曜の午後、健治さんはスーツにネクタイを締め、
彩香の手を引いて玄関のチャイムを鳴らした。

彩香は少し緊張した面持ちで、健治さんの逞しい腕に寄り添っていた。

「母さん、今日はちゃんと話してくれるよね……?」
「ああ。ちゃんと挨拶する」

ドアが開き、普段着のまま休みを取っていた美和子が立っていた。
彩香に似た控えめな雰囲気だが、目には鋭さがあった。



「……いらっしゃい。大内さん、久しぶりですね」

「中山さん、お久しぶりです。大内健治です。この度は突然お邪魔して申し訳ありません」

健治さんは深く頭を下げた。渋い容貌、深く刻まれた皺、口ひげのある精悍な顔立ちが、
玄関先でより存在感を放っていた。175cmのがっしりとした体躯と厚みのある胸板が、
スーツの上からでもはっきりわかる。

美和子は二人をリビングに通した。彩香が淹れたお茶を前に、静かな空気が流れる。
美和子が先に口を開いた。

「彩香から聞いています。最近は神奈川で一緒に暮らしているそうですね。
……彩香が一度大阪に逃げて、また戻ってきたことも」

健治さんは背筋を伸ばし、真っ直ぐに美和子を見据えた。

「はい。すべて私の責任です。保護欲と独占欲が強くなりすぎて、
彩香を怖がらせてしまいました。申し訳ありませんでした」

彩香が慌てて横から言った。

「母さん、私が勝手に決めたことだよ。
今はすごく幸せ。健治さんがいてくれるから毎日安心できるの。」

美和子はため息をつき、健治さんをじっと見つめた。

「大内さん、あなたはバツイチで、息子さんもいらっしゃる。彩香より20歳も上。
彩香は恋愛経験がなく、昔から年上の男性にばかり惹かれる子でした。
父親の不在が影響しているのはわかっています。
でも、あなたのような貫禄のある方に夢中になると、
彩香は自分の人生を全部捧げてしまいそうで……心配でならないんです」
/257ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ