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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第99章 守り続けた聖域の蹂躙 ――夫以外の男を受精する夜――
二人のねっとりとした視線に晒され、澪はハッと我に返った。自分が一瞬でもそんなことを考えてしまった恐怖と屈辱に、激しく首を振った。
「違います……! 私は、そんな……っ」
「お前、勘違いするなよ」
鬼頭の声から完全に笑みが消え、冷徹な支配者の目が澪を射抜いた。
「嫌だと言って断れる立場だと思っているのか? 忘れるな、お前は俺と愛人契約を交わした身だ。お前の身体をどう使おうが、誰に見せようが、すべては俺の自由んだよ。それとも何か? 明後日の時雨崎との情事を雄一にぶちまけられたいのか? 雄一の精神はもっとボロボロになるだろうな。もっと言えば、愛人契約も破棄して、お前たちの家庭を今すぐ奈落の底に突き落としてやってもいいんだぞ」
「う……あ……っ……」
最愛の夫の精神、そして家族の生活。それらを完璧に人質に取られた澪には、これ以上の抵抗は不可能だった。言葉を失い、ただ激しい屈辱の涙をテーブルに滴らせながら、うなだれるしかなかった。
フランス料理店を後にした3人は、タクシーに乗り込み、目的の場所へと向かった。
到着したのは、西新宿にある高層マンションの一室だった。 エレベーターを降り、重い玄関の扉が開けられた瞬間、澪は周囲を見回した。マンションに入ったところは、以前と何ら変わりはなかった。ここは、あの忌まわしい愛人契約の書類にサインをさせられた、まさにその場所そのものだった。変わらない内装と部屋の匂いが、あの時の絶望的な記憶を呼び覚ます。ここまでは、以前と変わらない見慣れた光景だった。
しかし、鬼頭に促されて部屋の奥へと進み、その一番奥にあるベッドルームへと足を踏入れた瞬間、澪は恐怖のあまりその場に凍りついた。
以前来た時には、この寝室には入っておらず、存在すら見たことがなかった。今回、初めて見るその部屋は、ただの寝室とは明らかに異質な、悍ましい光景が広がっていた。
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