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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第99章 守り続けた聖域の蹂躙 ――夫以外の男を受精する夜――
「え……」
その言葉が耳に飛び込んできた瞬間、澪は一瞬、言葉を失った。 夫の多額の借金のために、これまで自分たち夫婦がどれほど苦しみ、追い詰められてきたか。そのすべての元凶である借金が「すぐに返済できる」という事実は、あまりにも重かった。もし、その言葉が本当なら、この身を一度完全に汚し尽くすだけで、あの終わりのない金銭の苦しみから解放されるのではないか――。そんな甘く危険な誘惑が、一瞬だけ彼女の脳裏をよぎってしまった。澪の瞳の中に、ほんの僅か、しかし確実に迷いと惑いの色が浮かび、その表情が一瞬だけ強張った。
鬼頭はその一瞬の表情の変化を、鋭く見逃さなかった。ニヤリと下卑た笑みをさらに深くする。
計良もまた、澪が少しだけアダルトビデオ女優という存在に興味を示した、あるいはその選択肢に揺らいだ瞬間をプロの目で見届けていた。彼はニヤリと笑うと、身を乗り出してこう言った。
「おや、少しは興味が湧いたみたいですね。そうなると、今夜のこの撮影は、ちょうどいいテスト撮りになるかもしれませんよ」
「テスト撮り……とは?」
恐怖と困惑の入り混じった声で、澪は思わず聞き返してしまった。
計良は満足げに頷き、専門家としての笑みを浮かべて説明を始めた。
「ええ。アダルトビデオでのデビューが正式に決定した後に、本当の本番の撮影に入る前に、その女優の見栄えや、カメラを通した時の表情、最終的なエロティシズムへの適性などを見極めるための予備撮影のことです。今夜の社長との絡みを動画に収めれば、あなたがどれほどカメラの前で輝くか、その素質が一発で分かります」
鬼頭は計良の提案に膝を叩き、目をぎらつかせた。
「なるほど、テスト撮りか。それはいい。おい、聞いたか澪。やはり今夜お前にどれほどの素質があるのか、計良のカメラの前でじっくりと証明してもらう必要があるな」
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