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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第96章 夫婦の絆を奪う唇の蹂躙
しかし、鬼頭の執拗なサディズムは、明日の予告だけで終わるような生易しいものではなかった。鬼頭は立ち上がり、夫婦の目の前に立ちはだかると、唇を歪めて悍ましい提案を持ちかけてきた。
「だが、明日の本番を前に、少しばかり肩慣らしをしておこうと思ってね。……澪、今ここで、口づけをさせてもらおうか」
「っ……!」
澪の息が止まった。雄一の顔から一瞬で血の気が引き、怒りと屈辱で視界が真っ赤に染まる。最愛の夫の目の前で、他の男に唇を奪われ、貪られる。これ以上の精神的凌辱があるだろうか。あまりの不条理に澪が絶句していると、鬼頭は冷酷に言い放った。
「心の準備が出来ていない、などとは言わせんよ。先週からこうなることは分かっていたはずだ。猶予の期間は十分に与えたのだからな」
鬼頭の言葉は正論の形をした暴力だった。彼は二人が週末にどれほど怯え、どれほど覚悟を決めていたかを見透かし、その心をさらに踏みにじることを愉しんでいるのだ。鬼頭はさらに、残酷極まりない選択肢を突きつけた。
「さあ、選ぶんだ。このまま雄一の目の前で私が君の唇を奪うのを見せつけるのか、あるいは、雄一をこの部屋から退室させて、二人きりになってからしっぽりとやるのか。どちらでも好きな方を、今すぐ澪、選ぶんだ」
究極の二択だった。夫の目の前で直接辱めを受けるか、それとも夫を締め出して一人でその毒牙にかかるか。雄一は「鬼頭さん、それだけは……っ!」と声を上げようとしたが、鬼頭の冷徹な一瞥に言葉を詰まらせた。ここで反抗すれば、どのようなペナルティが課されるか分からない。
澪は激しい葛藤に身を焦がした。夫に自分が他の男に口づけされる生々しい瞬間を直接見せることは、雄一の魂を決定的に破壊してしまう。夫をこれ以上傷つけたくない、その一心から、澪は青ざめた唇を震わせながら、掠れた声で決断を口にした。
「……雄一さんを、外に出してください。お願いします……」
澪は、自分一人が部屋に残り、鬼頭の毒牙を正面から受け止める覚悟を選んだのだ。
「だが、明日の本番を前に、少しばかり肩慣らしをしておこうと思ってね。……澪、今ここで、口づけをさせてもらおうか」
「っ……!」
澪の息が止まった。雄一の顔から一瞬で血の気が引き、怒りと屈辱で視界が真っ赤に染まる。最愛の夫の目の前で、他の男に唇を奪われ、貪られる。これ以上の精神的凌辱があるだろうか。あまりの不条理に澪が絶句していると、鬼頭は冷酷に言い放った。
「心の準備が出来ていない、などとは言わせんよ。先週からこうなることは分かっていたはずだ。猶予の期間は十分に与えたのだからな」
鬼頭の言葉は正論の形をした暴力だった。彼は二人が週末にどれほど怯え、どれほど覚悟を決めていたかを見透かし、その心をさらに踏みにじることを愉しんでいるのだ。鬼頭はさらに、残酷極まりない選択肢を突きつけた。
「さあ、選ぶんだ。このまま雄一の目の前で私が君の唇を奪うのを見せつけるのか、あるいは、雄一をこの部屋から退室させて、二人きりになってからしっぽりとやるのか。どちらでも好きな方を、今すぐ澪、選ぶんだ」
究極の二択だった。夫の目の前で直接辱めを受けるか、それとも夫を締め出して一人でその毒牙にかかるか。雄一は「鬼頭さん、それだけは……っ!」と声を上げようとしたが、鬼頭の冷徹な一瞥に言葉を詰まらせた。ここで反抗すれば、どのようなペナルティが課されるか分からない。
澪は激しい葛藤に身を焦がした。夫に自分が他の男に口づけされる生々しい瞬間を直接見せることは、雄一の魂を決定的に破壊してしまう。夫をこれ以上傷つけたくない、その一心から、澪は青ざめた唇を震わせながら、掠れた声で決断を口にした。
「……雄一さんを、外に出してください。お願いします……」
澪は、自分一人が部屋に残り、鬼頭の毒牙を正面から受け止める覚悟を選んだのだ。

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