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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第96章 夫婦の絆を奪う唇の蹂躙
明けて月曜日。週末に手に入れた微かな、しかし奇跡のようだった平穏の残滓は、オフィスを照らす照明の光によって無残に掻き消されていった。出社した雄一と澪を待ち受けていたのは、胃を雑巾のように絞られるような重苦しい空気だった。周囲の社員たちが慌ただしく業務に追われる中、二人の時計だけが別の、破滅へと向かう秒針を刻んでいるかのようだった。
夕方も遅くなり、オフィスのあちこちで帰宅の準備や残業の手続きが始まりかけた頃、雄一と澪の二人は、鬼頭によって応接室へと呼び出された。
室内に入ると、鬼頭はソファーに深く腰掛け、足を組んで正面に並んで立つ夫婦を冷酷に見つめた。医師から「1週間ほどは性行為を控えること」という報告を受けていた鬼頭は、その期間が過ぎ、澪の身体が生理という絶対的な防壁を失ったことを正確に把握していた。彼の眼差しには、おあずけを食らっていた玩具を再び手中に収めたような、底知れない冷徹な余裕が満ちていた。
「さて……体調はもうすっかり万全のようだな、澪くん」
鬼頭の声が、静かな応接室に低く響く。
「先週は水が入ってしまったが、明日、例の『残業』を行おう。仕事が終わり次第、西新宿のマンションへ来なさい。今度こそ、じっくりと楽しませてもらうよ」
明日の夜、あの密室で鬼頭にナカも外も全てを蹂躙される。その確定通告に、雄一は奥歯が噛み砕けそうなほど強く顎を引いた。
何より二人の心を絶望で満たしたのは、明日の夜、鬼頭が初めて澪に「膣内射精」を実施するという事実だった。これまでも鬼頭とは何度もセックスを重ねてきていたが、それらはすべて避妊具を着用してのものだった。しかし明日は違う。
これまで、澪のナカに直接注ぎ込んだのは雄一以外では、神楽坂だけだったが、彼はパイプカットの手術を受けており、絶対に妊娠はしないという医師の証明書を提示していた。対して、鬼頭は五体満足な生殖能力を持つ男だ。澪の身体には「ミナーレ」と呼ばれる避妊リングが挿入されているものの、事実としてのデータ上の避妊率は100パーセントではなく、約99.8パーセントとされている。その微小な確率の不安と、何よりも「ミナーレを入れた状態で、本当にあの鬼頭の種を防ぎきれるのか」という精神的な恐怖と嫌悪感が、澪と雄一の胸を激しく締め付けていた。
夕方も遅くなり、オフィスのあちこちで帰宅の準備や残業の手続きが始まりかけた頃、雄一と澪の二人は、鬼頭によって応接室へと呼び出された。
室内に入ると、鬼頭はソファーに深く腰掛け、足を組んで正面に並んで立つ夫婦を冷酷に見つめた。医師から「1週間ほどは性行為を控えること」という報告を受けていた鬼頭は、その期間が過ぎ、澪の身体が生理という絶対的な防壁を失ったことを正確に把握していた。彼の眼差しには、おあずけを食らっていた玩具を再び手中に収めたような、底知れない冷徹な余裕が満ちていた。
「さて……体調はもうすっかり万全のようだな、澪くん」
鬼頭の声が、静かな応接室に低く響く。
「先週は水が入ってしまったが、明日、例の『残業』を行おう。仕事が終わり次第、西新宿のマンションへ来なさい。今度こそ、じっくりと楽しませてもらうよ」
明日の夜、あの密室で鬼頭にナカも外も全てを蹂躙される。その確定通告に、雄一は奥歯が噛み砕けそうなほど強く顎を引いた。
何より二人の心を絶望で満たしたのは、明日の夜、鬼頭が初めて澪に「膣内射精」を実施するという事実だった。これまでも鬼頭とは何度もセックスを重ねてきていたが、それらはすべて避妊具を着用してのものだった。しかし明日は違う。
これまで、澪のナカに直接注ぎ込んだのは雄一以外では、神楽坂だけだったが、彼はパイプカットの手術を受けており、絶対に妊娠はしないという医師の証明書を提示していた。対して、鬼頭は五体満足な生殖能力を持つ男だ。澪の身体には「ミナーレ」と呼ばれる避妊リングが挿入されているものの、事実としてのデータ上の避妊率は100パーセントではなく、約99.8パーセントとされている。その微小な確率の不安と、何よりも「ミナーレを入れた状態で、本当にあの鬼頭の種を防ぎきれるのか」という精神的な恐怖と嫌悪感が、澪と雄一の胸を激しく締め付けていた。

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