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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第57章 湯気の中で乱れる妻 絶望する夫
ブゥゥーン、ブゥゥーン、とポケットの中でスマートフォンが重い振動声を上げた。 雄一の身体が、まるで電流を流されたかのように硬直する。まだ浅い眠りの中にいる紬を起こさないよう、弾かれるようにして端末を取り出し、画面を点灯させた。画面に表示されていたのは、神楽坂のアドレス。あれからわずか1時間しか経っていないというのに、すでに二本の動画ファイルが送りつけられていた。
ゴクリと息を呑み、震える指先で、まず送られてきた一本目の動画ファイルをタップする。
画面に映し出されたのは、なみなみとお湯が湛えられた湯船の中だった。宇佐美が後ろから澪を包み込むようにして抱きかかえ、ぴったりと互いの肌を密着させて湯船に浸かっている。澪は湯船の中で少し身体を振り返るようにして、宇佐美とじっと見つめ合っていた。互いの肌を密着させて浸かるその様子は、どう見ても無理矢理に汚されている被害者の姿ではなかった。まるで深く、心から愛し合っている恋人同士か、あるいは新婚の若夫婦のような、どこまでも甘く情愛に満ちた空気が画面越しに伝わってくる。
『こうしていると、本当に俺たち、普通の恋人同士みたいだね。いや、これから本物の夫婦になるんだ。ねえ、澪さん……俺のこと、もっと好きになってくれる?』
宇佐美が澪の耳元で、うっとりとした、しかし本気の熱を帯びた声で囁く。すると画面の中の澪は、振り返りながら宇佐美の頬に自分の顔を寄せ、ねっとりと潤んだ瞳で彼を見つめ返した。そして、夫である雄一が今まで聞いたこともないような、ひどく甘えた上気した声を漏らしたのだ。
『ええ……。宇佐美さん、こんなに優しくされたら……私、どうにかなっちゃいそう……っ』
「な、んだ、これ……。やっぱり……そうだったのか、澪……?」
雄一の指先がガタガタと震え始め、血の気が一気に引いていった。 やっぱり、自分がいなくなる前から、あの部屋で起きていたことはすべて澪の本心だったのだ。自分が部屋を出て行った後も、こうしてあの若い男と湯船につかり、心まで完全に奪われたような顔をして見つめ合い、睦み合っている。神楽坂たちに脅されて心ならずも流されているのだと信じたかった雄一の淡い期待は、この一本目の動画によって完膚なきまでに打ち砕かれた。妻は自らの意志であの若い男に溺れ、自分との夫婦の絆をあっさりと捨て去ってしまったのだという絶望が、確信へと変わっていく。
ゴクリと息を呑み、震える指先で、まず送られてきた一本目の動画ファイルをタップする。
画面に映し出されたのは、なみなみとお湯が湛えられた湯船の中だった。宇佐美が後ろから澪を包み込むようにして抱きかかえ、ぴったりと互いの肌を密着させて湯船に浸かっている。澪は湯船の中で少し身体を振り返るようにして、宇佐美とじっと見つめ合っていた。互いの肌を密着させて浸かるその様子は、どう見ても無理矢理に汚されている被害者の姿ではなかった。まるで深く、心から愛し合っている恋人同士か、あるいは新婚の若夫婦のような、どこまでも甘く情愛に満ちた空気が画面越しに伝わってくる。
『こうしていると、本当に俺たち、普通の恋人同士みたいだね。いや、これから本物の夫婦になるんだ。ねえ、澪さん……俺のこと、もっと好きになってくれる?』
宇佐美が澪の耳元で、うっとりとした、しかし本気の熱を帯びた声で囁く。すると画面の中の澪は、振り返りながら宇佐美の頬に自分の顔を寄せ、ねっとりと潤んだ瞳で彼を見つめ返した。そして、夫である雄一が今まで聞いたこともないような、ひどく甘えた上気した声を漏らしたのだ。
『ええ……。宇佐美さん、こんなに優しくされたら……私、どうにかなっちゃいそう……っ』
「な、んだ、これ……。やっぱり……そうだったのか、澪……?」
雄一の指先がガタガタと震え始め、血の気が一気に引いていった。 やっぱり、自分がいなくなる前から、あの部屋で起きていたことはすべて澪の本心だったのだ。自分が部屋を出て行った後も、こうしてあの若い男と湯船につかり、心まで完全に奪われたような顔をして見つめ合い、睦み合っている。神楽坂たちに脅されて心ならずも流されているのだと信じたかった雄一の淡い期待は、この一本目の動画によって完膚なきまでに打ち砕かれた。妻は自らの意志であの若い男に溺れ、自分との夫婦の絆をあっさりと捨て去ってしまったのだという絶望が、確信へと変わっていく。

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