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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第132章 夫以外の種をねだる妻、愛を信じ続ける夫
――ブブッ、ブブッ。
暗闇の寝室で、三度目のバイブレーションが響いた。雄一は弾かれたようにスマホの画面を凝視する。
「また……ッ! 今度はなんだッ!?」
震える手でトーク画面を開くと、そこに送られてきていたのは、先ほどまでの写真とは一線を画す、決定的な1枚だった。
ベッドの上で全裸の妻が、自分以外の見知らぬ大柄な男と正常位でぴったりと体を重ね合わせ、お互いに顔を傾けて濃厚なキスを交わしている。男の巨体と、澪の表情半分がはっきりと写し出されており、そこには弁解の余地など存在しなかった。
「な……ッ!? 嘘だ……嘘だろ……ッ!?」
雄一の血の気が一気に引いていく。真壁の体格とは明らかに違う大柄な男。そして、その男に抱かれながら、自ら顔を寄せてキスを交わしている妻の姿。真壁一人だけに抱かれているのだと、必死に自分に言い聞かせようとしていた淡い希望が、ガラガラと音を立てて崩れ落ちていく。
「真壁じゃない……! この男は、真壁じゃないッ! 澪……君は、一体何人の男に……ッ!?」
激しい動揺と屈辱たる絶望に頭がおかしくなりそうになったその時、画像の下に続けて届いた一言のメッセージが目に入った。
『これ、AIで作ったフェイク画像かもよ?』
「フェ……イク……? AI……の……?」
雄一の思考は完全にフリーズした。
これは真壁が自分を脅すために作った精巧なコラージュ画像なのか? それとも、現実の惨状から目を逸らさせるための悪質な嘘なのか? もしフェイクなら、なぜそんなものを送ってくる? だが、もしこれが本物だとしたら――澪は本当に、真壁以外の男たちにも身を委ね、悦びの声をあげているということになる。
「何が本物なんだ……!? 何が嘘なんだよッ……!! 澪ッ! 頼むから嘘だと言ってくれぇぇッ!!」
暗闇の中で、雄一は頭を抱えながら発狂せんばかりに呻いた。底なしの疑心暗鬼と恐怖の渦に呑み込まれ、もはや何が真実なのかも分からぬまま、真壁の手のひらの上で弄ばれる絶望に震え続けることしか出来なかった。
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