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愛する男と人妻美香の秘め事
第1章 始まりの時(1)
「私、また仕事始めていいかな?」

ぶっきらぼうな私の言葉に、主人は特段、驚きもせず「いいよ」と言ってくれた。

医者である主人と結婚し、出産を機会に私はいったん長期休職という道を選んだ。主人は高年収なので私は他の人よりは少しだけ贅沢な生活を送ることができる。3人の子宝にも恵まれた幸せな生活だったけど、子供たちにあまり手がかからなくようになってきた時期から、私の心の中に、

「また、仕事に復帰して薬剤師としての仕事がしたい」という願望が芽吹きはじめた。もちろん、主人の年収だけでも十分すぎたけど、仕事への復帰はお金ではなく、「お薬の勉強をして、お薬のことをもっと知りたい」という強い学習欲から湧き上がってくるものだった。

そして、私は自宅近くの薬局に入社した。10数年という長年のブランクもあって、現場についていけるかな、という心配はあったが、年下の明るいスタッフに囲まれ、久しぶりの患者様との触れ合いができる楽しい環境に馴染んでいくうちに、いつしか抱いていた不安は忘却していった。

入社から数か月過ぎた頃、新しい時間が動き始めた。

**********
その日、私は少しだけ早く出社して、溜まった患者薬歴をパソコンに入力していた。入口ドアの開くチャイム音が鳴り、一人の男性が入ってきた。スタッフたちはどこか恐縮したように、はじめまして、と挨拶していた。その間、私は気づかないふりをして身を固めていた。

「はじめまして。〇〇です」と彼に背中越しに声をかけられたが、私は短く挨拶を返すと、またパソコンに向かい仕事を続けた。その時のそっけない態度は別に故意ではなかったが、後で彼から「あのときの美香さんの態度があまりにもそっけないので、この人、怖い人なのかな?」って思いましたって言われたとき、その言葉に恥ずかしさを覚え、顔も耳も真っ赤になってしまったことを今でも覚えている。

彼と出会ってから1年たらずで私は不倫という歪んだ恋に落ちた。彼との別れのときに「不倫はもうしないわ」と誓った。でも本心は今は飲み込んで、そのとき彼が与えてくれた楽しい時間だけには感謝している。でも、今では彼のことを思い浮かべようとしても、どうしても目の前が霞み、遠い記憶の地平性へと背中を向けた彼は歩いていく。でもこれでいいの・・忘れることが彼への精一杯の恩返しだと思うから。

ここからは、私の回想です。
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