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もうひとりの淳子(じゅんこ)
第3章 ラブホ
「あんっ…先にシャワーせえへんの?」
「うん、このままで…」
ラブホテルの部屋に入ると、僕は淳子を引き寄せた。服を着たままベッドに倒れ込むと、僕は淳子を後ろから抱きしめた。

「忘年会、どうやった?」
「うん、楽しかったよ…」
淳子は一瞬、こわばった表情を見せた。僕は淳子のその顔、表情に股間が強く反応した。しかし淳子はすぐ、いつもの柔和な笑顔になった。

「事務所のオバちゃんたちと盛り上がったw」
「なんで…?」
「うん…恋バナw」
淳子は大きな医療機関に勤めていた。専門学校を出て、4月からリハビリ専門職として働いている。社会人として初めての忘年会は、刺激的だったに違いない。

「ずっとオバちゃんたちと?」
「ううん…最後はいつものメンバーw」
「ユキちゃんと仲良しの子たち?」
僕の言葉に淳子は振り向き、小さく頷いた。僕はベッドから飛び下りると冷蔵庫を開けた。そしてビールを取り出すと、缶を開け一口飲んだ。

「淳子も飲む?」
「ビール?ちょっとだけもらおかな…」
「ノンアルもあるよ」
淳子もベッドから下りると、冷蔵庫の扉を開いた。しばらく眺めていたが、結局僕のビールを少し分けてあげた。

「かんぱーい!」
よく考えると淳子とお酒を飲むのは初めてだった。
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