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 不倫遊戯
第4章 (4)

葉月は体をイクマの方に向けて

「嫉妬ですか?」

「嫉妬だよ」

「行っちゃダメですか?」

「飯はいいけど、黒田と何かあれば、俺はあいつをクビにする」

葉月はクスクスと笑い

「それって、公私混同ですよね。あっ、職権濫用か」

イクマは苦々しい顔をして

「言葉攻めはやめてくれよ」

「いつも体を攻められてるから仕返しです」

イクマは葉月を抱きしめてキスをした。

葉月は顔を離して

「社長」

「今から体を攻めたい」

「ダメですよ。黒田さんが待ってる」

「待たせとけよ」

イクマは葉月の胸をまさぐりながら言う。

「遅いと思って入ってきますよ」

イクマは葉月の体を押し離し

「そうだな」

「また、欲望が理性を超えました?」

「ムラムラが止まらないよ」

「奥様で解消すればいいじゃないですか?」

「勃たないんだ。知ってて言うなよ」

葉月は目を細めて

「例えば、奥様が誰かに寝取られたというのを想像してみたらいかがですか?さらに、奥様はその相手に恋心を抱いている。どうですか?嫉妬と憎悪で疼きません?」

「確かに、寝取られ願望の性癖を持った人もいるからな。今、想像してみたけど、ピクリともしなかったよ」

葉月は目をまぶたを上げて

「私は疼きます」

「え?」

「社長と奥様がセックスしているのを想像したら、嫉妬で疼きます」

イクマは首を振り

「もうやめよう。君の言葉攻めでさらにムラムラが加速しそうだ」

葉月はカバンを肩にかけて

「社長。お疲れ様でした」

葉月が行こうとすると

「待ってくれ」

「何ですか?社長」

「さっき、変なことがあったら黒田をクビにするって言ったけど、あれは冗談だ。あいつは学生時代からの大事な後輩なんだ」

葉月は微笑み

「冗談なのはわかっています」
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