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2026人質交換を託された女 (下巻)
第3章 報告書
里紗は小さく息を吸う。胸がわずかに持ち上がり、そのまま落ちる。
「……女子トイレで、本当のリーダーだと思われる男に、拘束されました……」
彼女の視線は、2人を分け隔てるテーブルに落ちていた。
「抵抗は……できませんでした……」
里紗の言葉は続いていく。途切れながらも、順を追うように。見たもの。起きたこと。感じたこと。断片が、ゆっくりと形になっていく。
カウンセラーは、里紗の変化に気付いていた。最初は控えめに、しかし、記憶が鮮明になっていくにつれ、言葉は直接的に、そして性的な内容へと移っていく。その流れがどこに向いているのか、すぐに分かった。
カウンセラーの膝の上には、白いバインダーが開かれている。青いインクが一定の速さで、真っ白な紙の隙間を埋めていく。
里紗の脚が、ゆっくりとソファに乗せられ、胡坐をかいていく。ソファから背中が離れ、両腕が自然とクッションを抱き寄せる。カーディガンが肩から滑り落ちる。だが、彼女は、それを直そうとしなかった。
「……女子トイレで、本当のリーダーだと思われる男に、拘束されました……」
彼女の視線は、2人を分け隔てるテーブルに落ちていた。
「抵抗は……できませんでした……」
里紗の言葉は続いていく。途切れながらも、順を追うように。見たもの。起きたこと。感じたこと。断片が、ゆっくりと形になっていく。
カウンセラーは、里紗の変化に気付いていた。最初は控えめに、しかし、記憶が鮮明になっていくにつれ、言葉は直接的に、そして性的な内容へと移っていく。その流れがどこに向いているのか、すぐに分かった。
カウンセラーの膝の上には、白いバインダーが開かれている。青いインクが一定の速さで、真っ白な紙の隙間を埋めていく。
里紗の脚が、ゆっくりとソファに乗せられ、胡坐をかいていく。ソファから背中が離れ、両腕が自然とクッションを抱き寄せる。カーディガンが肩から滑り落ちる。だが、彼女は、それを直そうとしなかった。

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