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『間違い』電話
第14章 『魔性』
「賢さんとなら…幸せになれる気がするんです…」


思いっきり『女』の声で、耳元で囁き…
宏実の右手が俺の股間を摩りだす。


「宏実…今日は本当に…無理だから…」


「でも…少し硬くなってきました」


え…マジかよ…。
気持ちは乗らないのに、身体が反応し始める。


「ごめんなさい…今日は帰るよ…宏実は泊まっていけばいいから…」


立ち上がろうとすると、宏実は必死に縋り付き


「賢さん!お願いです!一人にしないで下さい!」


「なっ!」


股間を摩っていた手は、スーツのズボンのチャックを下ろし出した。



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