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闇夜を彩るアラベスク
第9章 いて座の男

ピンク色が好きなのか、彼女の部屋は乙女チックな可愛い部屋。

「そういえば、自己紹介がまだでしたね」

お互いに名前も知らないのに、こうして初めて会った男を部屋に招き入れるなんて、きっとガードがユルい女性なんだろうかと妙に淫らな妄想してしまう。

お互いに自己紹介をして、彼女の淹れてくれたコーヒーを飲みながら話し合っていくうちに、話題は自然と恋愛話に…
彼女は鮎川琴音という名で、同い年だとわかってから一気に会話が弾んだ。

「あの…上川さんって彼女がいないんですか?」

「いましたけど別れました。もう別れてから1年くらいかな。琴音さんは?」

「私は彼氏いない歴2年です」

「2年もいないんですか?不思議だな。かわいいのに」

「か、かわいい?全然ですよ!」

「かわいいですよ。アイドルでデビューしてもおかしくない」

「アイドルだなんて…そんなに持ち上げないでください。
え、と…上川さんもイケメンですよね。女がほっとかない気がする」

「いやいや、ほんとに出会いがないんです。それに最近は1人でいるのが寂しくなってきて…」

「あっ私もです。彼氏ほしいなぁって思うけど、癒やしてくれる人がほしいって最近思ってて…」

「俺もです!」

共感を得られて嬉しい気持ちになった。

「琴音さんは筋肉質な男と痩せ型の男とどっちがタイプなんですか?」

「マッチョは…好きじゃないです。ほどよく筋肉がついてる人がいいんです」

「俺は琴音さんから見てどうですか?合格点もらえます?」

ほら、身体を触ってみてとアピールしてみる。
嫌われるかなと思ったが、彼女は「じゃあ…失礼しますね」と、琴音は嬉しそうに上川の腕や胸やお腹を触ってきた。
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