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闇夜を彩るアラベスク
第9章 いて座の男
シャワーを済ませて着替えてからジムのロビーで待つこと20分…
こりゃ、いいようにあしらわれてすっぽかされたかなと彼女とのティータイムを諦めかけたその時「ごめんなさい!遅くなっちゃいました」とお腹丸出しのミニT
シャツにミニスカートという肌の露出をこれでもかといわんばかりの格好で彼女が小走りで現れた。
「そんな走らなくても大丈夫ですから」
そのように声を掛けてみたものの、その胸がユサユサと揺れていて目の保養をしてくれた。
二人してジムを後にしてお茶を飲もうとしてみたものの、よくよく考えれば、この近所にはカフェと呼べる店のないことに気づいた。
「あまり遠くへ行くというのも大変ですよね?」
上川としては、何とかして彼女と時間を共有したかったが、あまり無理強いは出来ないと思った。
「あの…もしよろしければ、私の部屋に来ます?
ウチ、すぐ近所なんです」
「いや…そんな…女性の独り暮らしの部屋に上がり込むなんて!そんな図々しい真似は出来ませんよ」
「いえ、そんな気づかいはしないでください
ジムでバーベルの下敷きになるところを助けていただいたお礼がしたいんです」
道端で部屋に行く行かないの押し問答をするのもバツが悪いので、彼女の好意に甘えて上川は無粋だと思いながらも、彼女の部屋にお邪魔することにした。

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